市場のセンチメントは改善ならず

まるで5.23の後のような値動き

市場の価格の下落が止まりません。まさに、株安、通貨安、債券安のトリプル安となっています。日経平均の終値は14,738円でしたが、せーのとばかりに欧州株式市場開始と共に株売り、円買い、ドル買いが始まりました。
日経平均はひとたまりもなく、15,400円台まで下落。日経平均と連動性の高いユーロ円は136円から134円前半まで下落するという暴れっぷりをみせています。下落する時間帯も値幅もある意味セオリー通りではありますが、戻りが鈍いところは昨夜と違うところ。
ドル売りではなく、ドル買い、円買い相場。つまりは完全なるリスクオフ相場となっています。
ギリシャの国債利回りが随分と注目を浴びているくらいですから、悪いニュースは突っ込み売り材料に、良いニュースは戻り売りの材料にされる相場展開となっていると考えるべきでしょう。

とはいえ、昨夜の安値105.17円はオーバーシュートであり、なにか材料が出てこないとここまで売り込みづらそうです。

ドル円のポイントは下は昨夜の2番底となっている105円ミドル。上方向は昨晩の戻り高値である106.40円が重要なポイントのようです。

fx.minkabu.jp chart

いくつかのドル買い材料もありましたが、やはり軽い戻り売りの材料とされています。

・ブロッサー フィラデルフィア連銀総裁の「予想より早期の利上げの準備をすべき」との発言。
新規失業保険申請件数が、予想29.0万人に対して、 結果26.4万人となる2000年4月以来の高水準となりましたが、マーケットはほとんど無風。

先ほど発表された、米国指標も良い結果となりましたが、106円台への回復は見られていません。
・鉱工業生産 予想:+0.4% 結果:1.0%
設備稼働率 予想:79.0% 結果:79.3%

例え106円台へ回復したとしても、106.30-40円あたりでは戻り売りを狙っているトレーダーが待ち構えているでしょうから、買い狙いの場合はショートカバー狙いの短期勝負が良さそうです。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」