マーケット

ドル円・ユーロドル・クロス円は全て売り参入する方針

【著者】

4月14日の概況

お早うございます。浜田内閣官房参与に振り回された二日間ですね。
4月13日
「購買力平価からすると120円はかなり円安」
「ドル円 105円ぐらいが妥当」
に対し素直に円高の反応を示した市場。

さらに昨日の午前中に、
「円安は徐々に限界に近づいている」
「1ドルが125円や130円になると想定している参加者は注意が必要」
と出て徐々にドルショートが膨らむ展開に。午後6時半には119.55レベルをタッチしてNY時間に119円台前半あるかもな~と期待させる値動きに。

ところが午後8時15分から浜田さん、
「需給ギャップ改善遅れれば追加緩和必要、4月末でも反対はしない」
とどめに午後8時16分、
「ドル120円程度は許容範囲内」・・・目が点。は?

120.12まで吹き上がってしまいました。いきなり何言ってんの?真逆じゃんか。119.95-120.00の上にあったストップを一気に付けた展開ですが、昨日の朝、麻生さんも、甘利さんも為替の水準に関しては言及しないと言ってたのに、浜田さん、あなたはべらべら喋るわ、言ってることが逆になるし市場は混乱。

ご丁寧に午後9時半に出てきた米3月小売売上高は市場予想+1.0%のところ+0.9%、自動車・ガソリン除くでも予想+0.6%のところ+0.5%とわずかに低いぐらいでしたが、大きくドル売りに反応。何でこんなに反応するのかと思いましたが、浜田参与の120円許容範囲発言でドルショートを切らされた人間が下げるドル円を見て「ふざけるなYours(頭にきてドルを売ること)」をした以外に、3ヶ月連続してマイナスが続いていたため今回は強い数字を内心期待していた向きが指標が期待はずれでドル売りした側面もあったと思います。

揉み合いながら、119.30、119.15-20、119.10と買いオーダーを潰してドル売りが進みましたが、119.07を安値に反転。00:01に1.8568%ビッドを底値に米10年債の金利が上昇に転じてドル円も連れて、切り返して上昇開始。引け前に119.48レベルまで上がって、119.40引け。

ユーロドルは、1.0560レベルで、午後9時半の小売売上高を迎えて1.06台へジャンプ。
1.0630-00で2回ぐらい揉み合いとなった後1.0650越えでストップ。さらには1.0660-80の売りと激しくぶつかりながら損切りの買いが勝り1.0708高値まで跳ねました。ただし、米長期債の金利上昇でドル買戻しとなって1.0650割れまで反落して1.0655引けでした。市場ポジションの傾き以外にユーロドルを積極的に買う材料はなく、ギリシャもあって、正直買いにくいです。1.06台後半にかけて戻り売り場探しから入ってみたいです。

ドル円も119.65-75ゾーンを戻り売りイメージで見つつ119円割れ以下は相当ビッド厚いと見て、119.30-25以下では利食い千人力ですね。はーまーだー参与は今日は余計なことは喋らないのでは。今晩のドラギ総裁の発言ですが、満足感が漂う金融緩和継続話がメインであろうと思っています。本日もよろしくお願い申し上げます。

指標の予想数字は、ロイター通信社が金融機関にヒアリングして中心値を出しています。平均値ではありません。表面に出ている数字よりも、小売り売上は内心もっと高い数字が出るのではと期待した向きが多かったということと理解しました。実数値よりも市場期待と比べてどうだったかが、常に大切です。

浜田参与はいきなりトーンが変わりましたから、誰かに何か、言われたんでしょうね。105円妥当、125-130円を想定している参加者は注意が必要。120円は円安過ぎるが、いきなり120円は許容範囲ですから・・・。
全く整合性が取れてませんね。

4月15日 短期売買方針

<ドル円 売り>
ドル円は119.680、119.780で売りから。ストップは120.050に置きながら、119.350以下、119.250で利食いするような回転をイメージしました。
レンジ 119.200(119.350)–(119.700)119.850 
作成時 119.598-601 10:05AM

<ユーロドル 売り>
ユーロドルは1.06580、1.06680で売りから。ストップは1.06900に置きながら、1.05850、1.05750で買い戻す売り回転をイメージしました。
レンジ 1.05750(1.05850)–(1.06600)1.06750 
作成時 1.06307-312 10:11AM

<ユーロ円 売り>
ユーロ円は127.400、127.550で売りから参入する方針。ストップは127.750に置きながら、126.750、126.600で利食いする回転をイメージします。
レンジ 126.600(126.750)–(127.400)127.550 
作成時 127.136-144 10:13AM

<ポンド 売り>
ポンド円は176.850、176.950で売りから。ストップは177.150に置きながら、176.150、176.000でショートを買い戻ししたい。
レンジ 176.000(176.150)–(176.850)177.000 
作成時 176.541-554 10:55AM

対ドルは1.47850、1.47950で売りから。ストップは1.48200に置きながら、1.47150、1.46950で買い戻す売りの回転をイメージしました。
レンジ 1.46950(1.47150)–(1.47850)1.47950 
作成時 1.47572-585 10:43AM

<豪ドル 売り>
豪ドル円は 91.310、91.410で売りから。ストップは91.680に置きながら、90.770、90.670で買い戻しを考える方針。
レンジ 90.650(90.800)–(91.300)91.450 
作成時 91.001-010 10:56AM

対ドルは0.76380、0.76500で売りから。ストップは0.76800に置きながら、0.75750、0.75600で買い戻す売り回転をイメージしました。
レンジ 0.75600(0.75750)–(0.76400)0.76600 
作成時 0.76133-145 10:45AM

<ニュージードル 売り>
ニュージー円は90.250、90.350で売りから参入する方針。ストップは90.650に置き、89.750、89.650で買い戻す回転をイメージしました。
レンジ 89.650(89.750)–(90.250)90.350 
作成時 89.957-971 10:57AM

対ドルは0.75380、0.75480で売りから参入する方針。ストップは0.75650に置きながら、0.74750、0.74600で買い戻しを行う方針。
レンジ 0.74600(0.74750)–(0.75400)0.75500 
作成時 0.75202-219 10:46AM

新規口座開設はこちら
小林 芳彦|JFX株式会社代表取締役

小林 芳彦

慶応義塾大学商学部卒、協和銀行入行し本店資金為替部調査役へ。 クレディスイスやバンク・オブ・アメリカで要職に就き、当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。現JFX株式会社代表取締役