マーケット

ドル円・ユーロドル・クロス円は全て売りから

【著者】

5月8日の概況

お早うございます。先週金曜日の米雇用統計はNFP事前予想が224千人~230千人が多く、失業率は5.4% 予想でした。それまで120.24高値をタッチしていましたが、数字が出る直前にドル円はなぜか売られ始めていました。出てきた数字が223千人、5.4%とほぼ予想と一緒。

ただし前月分が126千人→85千人に下方修正{つまり(85+223)÷2=154平均}となって悪!さらに時間当たり賃金が0.2%予想が0.1%となって、こりゃ米利上げ9月もないかもな~となって瞬間ドル売りへ。119.60台前半に突っ込んで120.21レベルまで強烈に戻しましたが、これは私の想像ですが、たぶん実需のドル買い・資本のドル買い、いわゆるドルの買い切り玉が指値で隠れていて、突っ込み売りした短期筋がまったく下らず嫌気が差して買い戻し(インターバンクには損切りルールがあるし、売って下がらなかったらすぐに損切りまたはひっくり返しする習性あり。)で、今度は売りが薄くここまで戻らないと思った120.05-10が抜けて失望の損切りが炸裂したものと考えます。

しかし、数字自体で考えたらドル買いする、しかも買いあがっていく材料は皆無で、あくまでも仕方なく損切りで買っただけ。ここで120円台で買い気に騙されてにわかドルロングを作った投資家が120.00~119.95が割れて損切りに動き揉み合いながら119.59まで午後10時半に下落。その後午前0時前に119.90レべルまで戻りましたが、120.00は重たく再び119.70割れまで反落し119.84引けでした。

ユーロドルは指標後瞬間的にドル売りとなって1.1290まで吹き上がった後今度は1.1179まで急落。その後も短時間で1.1270越え、1.1190割れと乱高下をやりましたが、次第に振幅がなくなって最後は1.1208で越週しています。

まあ、個人的には9月利上げもどうかな?今慌てて利上げする状況なのかと懐疑的です。
したがってドル円に関して120円台での売り場探し。先週末は119.50が割れませんでしたが、日足の雲下限119.450、日足ボリンジャーバンドセンターラインが119.464にあるので確かに119.45-50はサポート。でも割れたらストップが入ってきて何らおかしくないレベル。

3月27日以降 日足で見てボリンジャーバンド-2σは118.573でいかにもサポートっぽい水準に見えます。売り先行で参入し、119円割れを夢見つつ118円台65-55で 利食い買戻しできたらと思っています。

今、GI記者中村さんのツイートでEBSで早朝安値119.40が付いているらしい。高値は119.857まで戻しているので、しっかり10by30でリバースも入ったということ。まあ、引き付けて119.95から120.15で売り場探しをしてみようと思います。薄い中で早朝取引だからもし119.55にストップがあったとしてもインターバンクで付けているのかどうかは微妙ですかね?

6時以降の安値が119.692で、今が119.830であるときに119.50以下でストップが付いていますと顧客に伝えることに非常に抵抗を覚える銀行も多いと思います。カバーをしているんだったら、ともかく実際に売っていないならS/L orderはNothingかな?と思います。

だから勿論、この次に下ってきたら119.50割れではS/Lを執行するでしょうけど。
本日5・10日のずれ込みの他にGW中に日本に届いた輸入決済書類を銀行がオンライン勘定に乗せたあと、顧客に営業店経由で提示し一覧払いは仲値決済されるものが増加する週です。仲値が基本的に高そうなイメージなので売りは十分引き付けて行えるのではないかと考えています。今週もよろしくお願い申し上げます。

しかし昨日の晩は風が強くわんこ散歩時、長袖ポロシャツでは震えました。今週は台風が来るし。天候不順だから(こんな時期に台風二つも日本に向かうかぁ?)
体調管理に充分気をつけましょうね!

5月11日 短期売買方針

<ドル円 売り>
ドル円は119.970、120.070で売りから。ストップは120.350に置きながら、119.550、119.450で利食いする回転をイメージしました。
レンジ 119.450(119.550)–(119.950)120.150

<ユーロドル 売り>
ユーロドルは1.12050、1.12150で売りから。ストップは1.12450に置きながら、1.11250、1.11150で買い戻しする回転をイメージしました。
レンジ 1.11150(1.11250)–(1.12050)1.12150

<ユーロ円 売り>
ユーロ円は134.080、134.180で売りから。ストップは134.350に置きながら、133.550、133.400で買い戻しをかける回転をイメージしました。
レンジ 133.400(133.550)–(134.080)134.180

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小林 芳彦|JFX株式会社代表取締役

小林 芳彦

慶応義塾大学商学部卒、協和銀行入行し本店資金為替部調査役へ。 クレディスイスやバンク・オブ・アメリカで要職に就き、当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。現JFX株式会社代表取締役