黒田日銀総裁、追加緩和の可能性に言及_9.11

【著者】

当面ない模様だが

東京時間終盤から米長期金利が低下しています。2.53%から2.51%台まで急落していて、その影響で対欧州通貨でドルが売られています。このような場合、これまでであればドル円も売られる事が多かったのですが、ドル円はほとんど下がっていません。

理由としては、黒田日銀総裁が約5か月ぶりに安倍首相と会談し、その席で

「仮に目標達成に困難をきたす状況が出てくれば、躊躇(ちゅうちゅ)なく追加緩和であろうと何であろうと政策調整を行う用意がある」

と述べた、と報じられたことで、追加緩和に対する期待が強まったことが考えられます。

しかし同時に黒田日銀総裁は

「基本的に経済の好循環は続いているし、物価安定目標に向けての道筋をたどっているという話をした」

とも述べていて、何かよほど大きな状況の変化がなければ当面追加緩和という話にはならないことを示唆しています。

このように現在のドル円相場は、相場が上昇するようなニュースには反応しますが、下落するようなニュースにはあまり反応しません。こういった動きは相場の終盤にありがちなものです。ただ、終盤が一番値幅が大きくなることもありますので、反落を開始した場合にすぐに手仕舞う用意をしながらロングを持つ事が大切でしょう。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト