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ドル円チャートに潜む不可思議な現実

【著者】

ドル円100円割れ目前

金曜、月曜日と海外旅行者のドル買い需要などがあり、仲値まである程度支えられてきたドル円ですが、本日はその需要もなくドル円は9時から待ってましたとばかりに下落。

100円台後半には年金や実需の買いもあったようですが、全てを飲み込みドル円は100.14円まで下落しました。

株式市場でも、日銀のETF買いが出動してこないとなると、14時過ぎからドル円に連動して売りこまれ、-273円安い16,596円と本日も17,000円目前にして撃ち落とされる流れとなりました。

本日は実需バランスの崩れで円高が進んだのではないかと思われます。

さて、ここでドル円の以下のチャートをご覧ください。

ドル円4時間足

ドル円4時間チャートですが、上は2016年。
下は2015年の同時期の推移となります。

恐ろしいことに、高値と安値を付けた日がほぼ同時期となっていることがお分かりかと思います。

曜日で見てみると、ほぼ一致しているといって良いでしょう。

その日に何があったか見てみると、以下の通り。

2015年6月24日:黒田ショック|2016年6月24日:英国のEU独立投票
2016年7月08日:米国雇用統計|2016年7月09日:ギリシャ財政不安
2016年7月21日:日銀への期待|2015年7月21日:利上げ期待の上昇

よくも転換点が一致したものです。

ちなみに、2014年のチャートを見てみると、7月に上昇しているという点は一致しているものの、ここまでの相関性は見当たりませんでした。

ドル円2014年

8月に入ってからは昨年よりも弱いチャートをみると、今後はさらに円高に進みそうに思えてなりません。

ポンド円年初来安値更新が100円割れの引き金!?

さて、ここで個人的に気になるのがポンド円のチャートです。

ポンド円日足

7月6日に128円台まで下落した後は、利食い一巡。
その後はソフトバンクの買収によるポンド買いと日本当局の政策期待に向けたリスクオン相場で140円台まで上昇することになりました。

しかしながら、その後はズルズルと値を下げていき一ヶ月で元通りとなっています。

英国は大規模な金融政策を発表し、まだまだ追加利下げを行う用意がありさらにGDPも悪化見通し。
ポンドドルも1.30を割り込んでいます。

アナリストの一部では110円台も見込んでいるようで、ここから年初来安値を更新するといよいよ売りが加速しそうに思えます。

そうなると、ポンドドルとドル円が売られることになりますので、ドル円は100円割れとなってしまう可能性が高いのではないでしょうか。

YEN蔵さん記事:今週はFed高官発言、FOMC議事録に注目

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児山将|みんなの外為スタッフ

児山将

みんなの外為で記事を書いています。 大学生の時からFXを初めて6年以上。FXの楽しさを伝える為に、みんなの外為を盛り上げていきます。初心者の方でも分かり易く学べるように、難しい専門用語やマーケットの説明、FX業界について記事にしていきます。 みんためのTwitterでもつぶやき中!