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オセアニア通貨のナゾ!?

【著者】

今週RBAは予想通り0.25%の政策金利引き下げに踏み切りました。これで過去最低水準を更新。今回の結果を受け、オセアニア通貨の政策金利差は拡大したにも関わらず、政策会合後の値動きを見ると、豪ドル>NZドルの力関係に。

RBAの声明文から「今後、金融政策の一段の緩和が適切となる可能性がある」との文言が削除され、豪州経済の見通しに明るさが出てきた一方で、RBNZの4月の声明をほじくりかえし(「インフレ圧力の一段の低下が示されれば、利下げを実施する可能性がある」)それが最近のオセアニア通貨の力関係に繋がっているとの論調を目にするのですが、個人的には「?」です。絶対金利差は1.50%に拡大したと言うのに、それを無視した動きと言うのは解せません。

為替の基本は「金利の高いところにマネーは流れる」だからです。それに仮にRBNZが利下げを実施したとしても、それで元の金利差(1.25%)に戻るだけです。ポジションの偏りが生じ、その修正が行われたのではないかと言うのが私の見立てです。

エンベロープ(13日移動平均線±1%・±2%)をチェックすると、豪ドル/円は+1~+2%での推移、一方、NZドル/円は-2%近辺で推移しています。別の見方をするならば、いずれ金利差に着目して相場が戻ると考えられますので、NZドル/円の押し目を拾うチャンスと言えるかもしれません。

<資料1>豪ドル/円エンベロープ(13日移動平均線±1%・±2%)
豪ドル

<資料2>NZドル/円エンベロープ(13日移動平均線±1%・±2%)
豪ドル2

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マネースクウェア・ジャパン 市場調査部 チーフアナリスト|津田隆光様ご寄稿記事
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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!