FOMC前の神経質な展開_2014/01/28

FXマーケット情報|記載日:2014/01/28

 嵐が去り、市場は徐々に落ち着きを取戻し始し始めました。株価は軟調なものが目立ちましたが、下値を切り下げるというよりも下げ止まりを見せるような動きとなっています。米国債利回りも下げ止まりをみせている状況となっています。

昨日欧州時間に発表されたドイツのIFO景況指数は市場予想よりも若干強かったことから発表後はユーロ買いが進む場面もみられましたが、長続きしませんでした。

米国時間に発表された新築住宅販売件数は寒波の影響や10月の反動などから市場予想を大きく下回る41.4万件となりました。発表後はドル売りが進みましたがこちらも長続きせず影響は限定的になっています。米国経済の回復をけん引してきた住宅関連の数字が伸び悩みをみせていることは少し意識しておいたほうが良いかもしれません。

トルコ中銀が緊急の金融政策会合を本日行うことを発表したことなどもあり、新興国通貨売りも落ち着きを見せ始めています。

先週末から続いた中国、アルゼンチン通貨売り、米国QE縮小を材料としたリスク回避の波も落ち着いたというところでしょうか。明日のFOMCに市場の注目が移りつつあり、さらには、明日のFOMCでQE縮小が行われない可能性も考えられ始めていることもあり、動きにくい状況がつづいているのかもしれません。

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ドル円は102円台をキープしています。103円が近づくところでは上値の重い推移となっています。日足チャートで見るとダブルトップのネックラインとなった103.85近辺(赤線)に近いところがレジスタンスとなっているようにも見えます。下ヒゲを残して反転を始めたような状態となっているためしっかりとこの水準を上抜け103円台に乗る動きとなるようでしたら上昇圧力が加速すると考えられますが現状はもう少し見守りたいところです。

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ユーロドルは先日大きく上昇後、上値を伸ばし切れない状況が続いています。1.37(緑線)を超えるところでは上髭を残し、終値ベースでは1.37を超えられない状況が続いています。高値を更新出来ないものの底も固いという状況で方向感がつかめない状況が続いています。

先週末の高値である1.374をしっかりと上回る又は1.35を下回る状況となるまで方向感は見出しにくい状況が続くと考えられます。

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上値の重い推移が続きそうなユーロ円でしたが、長めの下ヒゲを残し、底堅さをみせました。
しかし、上値も重く大きな反発には至らない状況で依然として短期的には下降チャネルの中での推移が続いています。

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大きな調整が入ったポンドドルは予想に反し、踏みとどまり上昇に転じています。
先週末に1.66を突破し高値を更新してきていることから上昇トレンドは継続中と考えられます。

また、本日は英国のGDPの発表が予定されており、結果次第では大きな変動となる可能性があるため注意が必要です。

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下落基調の強かった豪ドルですが、ここにきて底堅さを見せ始めました。しかし、直近のサポートであった0.876近辺(赤線)がレジスタンスに変化し上値を抑えているような状態となっています。
まずはこのラインを突破しないと上昇モードへの転換は難しいと考えられます。直近の安値である0.866を再度下抜けると再度売りが加速すると考えられます。

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【本日の注目材料】
本日は欧州時間に英国の第4四半期のGDP速報値の発表が予定されています。ここのところ良好な経済指標の発表が続いており、期待が高まってることから弱い結果となったときのインパクトは大きくなると考えられます。

米国時間には米国12月耐久財受注、1月消費者信頼感指数の発表が予定されています。耐久財受注は前回の反動や寒波の影響が意識され、少し控えめな予想となっています。先行するミシガン大消費者信頼感指数の結果が弱含んだことから少し不安が残る消費者信頼感指数の市場予想では前回から0.1低下の78.0となっています。ブレが大きい指標だけにポジティブ、ネガティブともにサプライズへの警戒は必要です。

今回のFOMCではQE縮小なし、市場予想通りの100億ドルの縮小、それ以上の縮小、さらにフォワードガイダンスの修正の有無と様々な意見が出てくると考えられることから、様々な思惑が入り乱れ、読みにくい展開となる可能性があります。方向感が出にくい通貨が多くなると考えられます。また、ポジション調整なども入りやすいことも読みにくさを後押しすると思われます。

【本日の予定】
08:00 豪11月コンファレンスボード景気先行指数
08:50 日12月企業向けサービス価格指数
09:30 豪12月NAB企業景況感・信頼感指数
10:30 中国1-12月工業利益
14:00 日1月中小企業景況判断
16:00 独12月輸入物価指数
16:45 仏1月消費者信頼感感指数
18:30 英第4四半期GDP統計(速報値)
18:30 英11月サービス業指数
21:30 プーチン露大統領、バローゾ欧州委員長とファンロンパイEU大統領と会談
21:45 米ICSC週間小売売上高
22:30 米12月耐久財受注
22:55 米レッドブック週間小売売上高
23:00 米11月S&Pケースシラー住宅価格指数
24:00 米1月消費者信頼感指数
24:00 米1月リッチモンド連銀製造業指数
27:00 米2年債入札

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト