新築住宅販売も強ければ・・・。

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外国為替マーケット情報|2014/06/24

昨日は欧州時間に発表されたユーロ圏のPMI速報値では先頭バッターのフランスが低下、さらにはエースのドイツも前回よりも低下となりユーロ売りが進む展開となりましたが長続きせず、NY序盤には対ポンドからのカウンターがきっかけとなりユーロが反発、対ドルでは1.36台を回復するところまで上昇となりました。
NY時間には注目の中古住宅販売件数、マークイットの製造業PMIともに市場予想を上回る好結果となりドル買いが強まる場面も見られましたが、長続きせず一時的なものとなりました。
市場全体ではFOMC後の余韻からのドル売り地合が比較的強い状況が続いています。米国株式市場は上値の重い欧州株式の流れから上値の重い推移でしたが、好調な経済指標、低金利長期化への期待から底堅さをみせ終わってみれば横ばい推移となっています。米国10年債利回りは2.6%台で引き続き冴えない動きを続けています。

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【主要通貨ペアの推移】

ドル円は昨日102円を割り込んでからは上値の重い推移を続けています。米国経済指標で上値を追う動きとなったものの長続きせず。本日も弱い日経平均につられ下値探りの旅に出ています。現在は昨日のサポートである101.80近辺で下げ止まっている状態で割り込むともう一段の下落余地が生まれると思われます。日足チャートでは引き続き方向感は薄いもののやや下向きといったところでしょうか。本日も米国時間に新築住宅販売件数、消費者信頼感指数等の重要指標の発表が続きます。昨日の中古住宅販売件数に続き好調な結果が続くとドルの下支えとなるかもしれません。

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ユーロドルも方向感の薄い状態が続いています。ユーロ圏のPMIが弱含んだことから下値を探る動きとなり1.3575付近まで下落となったものの、反発し1.36台を回復となりました。まずは5月初旬からの高値を結んだ下降トレンドライン、サポートとなっている1.35ラインのどちらに抜けてくるかに注目したいところです。

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ユーロ円は139円台を奪回することができず下値を探る動きとなった後、底堅さをみせ、一時は押し戻す動きとなりましたが、力足らず再度下値を探る動きとなっています。引き続き、138-139の狭いレンジのどちらに抜けるかを見守りたいところです。

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ポンドドルは1.7をサポートに踏ん張っているものの上値の重い推移が続いています。投機のロングポジションが溜まっていることが警戒されていることもあり、鈍い動きが続いています。サポートの1.7と先週の高値である1.706のどちらに抜けてくるかをしっかりと確認したいところです。1.7を守れないようだと溜まったロングポジションの利食いが勢いづく可能性が高まります。

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豪ドルは強い中国経済指標でジャンプした後は伸び悩む推移となり、4月の高値である0.946を突破することはできませんでした。この0.946をしっかりと上抜けると更なる上昇圧力が加わると予想されます。サポートはレジスタンスからサポートに転換した0.941、さらには0.933付近などが意識され、最終防衛ラインが0.92となり割り込むと大崩れの可能性が高まります。

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【本日の注目材料】

本日は欧州時間にドイツIFO景況指数、カーニー総裁の議会証言が予定されています。昨日のPMI速報値に続きIFO景況指数も弱い結果となるとユーロの上値を圧迫する展開となることが予想されます。また、カーニー総裁の議会証言においての利上げ時期に関してのコメントが飛び出すとポンドを中心に動きが出ると思われます。
米国時間は住宅価格指数、新築住宅販売件数などの住宅関連の経済指標に加え消費者信頼感指数の発表が予定されています。新築住宅販売件数が昨日の中古住宅販売に続き良好な結果となるとドルの強力な下支え材料となると考えられます。消費者信頼感指数は先行するミシガン大消費者信頼感指数が低下していたことから不安は残りますが、株高などの支援材料もあることから好結果となる可能性も残り市場予想は前回よりも若干の上昇となっています。いずれにせよ、ブレの出やすい経済指標であることから警戒は必要です。

【本日の予定】

17:00 独6月Ifo景況指数
17:30 カーニーBOE総裁議会証言
18:15 ユンケル前ユーログループ議長講演
21:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
21:05 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
22:00 米4月住宅価格指数
22:00 米4月S&P/ケースシラー住宅価格指数
22:50 クーレECB理事講演
23:00 米5月新築住宅販売件数
23:00 米6月消費者信頼感指数
23:00 米6月リッチモンド連銀製造業指数
翌0:00 クノット・オランダ中銀総裁議会証言
翌2:00 米2年債入札(300億ドル)
翌3:00 ダドリー米NY連銀総裁講演

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OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
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佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

【闘魂注入】シュラスコ佐藤の大胆予想! 佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト