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噂で買われ、事実でも買われるNZドル!?

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外国為替マーケット情報|2014/06/12

「国策には逆らうな」が投資の基本!

12日朝に発表されたRBNZ(NZ準備銀行)オフィシャルキャッシュレート。結果は、大方の事前予想通り0.25%利上げの3.25%となり、その後の声明でも利上げ継続を示唆するコメントを発表したこともあり、NZドル円は5月19日以来の高値を付ける展開に。ただし、明確に利上げ継続ととれる言質ではなかったことや、引き続きNZドル高をけん制する内容も含まれているため、すぐに一本調子で上昇トレンドを形成していくような流れでもなさそう。とは言え、先進国利上げサイクルの“先駆け”“嚆矢(こうし)”とも言われるNZの金融政策。他国が利上げまでの素地形成途上の中、NZは言わば先進国政策金利レースの先頭ランナー。為替レートの変動要因は、相対的金利差がその骨子とも言われますが、「金利の安い通貨を売って、金利の高い通貨を買う」というのが投資家の自然な行動。追加緩和期待が浮き沈みする日本サイドですが、当面はマネタリーベースを増やす、つまり円をジャブジャブにすることが言わば「国策」。互いの国の「国策」を勘案すると、NZドル買い・円売りの流れは当面変わりそうにないと思うのですが・・・。

NZドル円のテクニカルサインは上昇基調を示唆!!

NZドル円で目先注目したいテクニカル指標が・・・日足・ボリンジャーバンドとMACD。
まずは日足・ボリンジャーバンドを見てみると、先週末以来ローソク足の“居心地”のよかった21MA(=21日移動平均線)を上方移動し、12日時点では+2σ近辺まで上昇。+2σが概ね88.00円になることから、終値レベルで当該レートを上抜けした場合は上昇トレンドが加速する可能性も。
上抜けが失敗したとしても、当面はボリンジャーバンドの±2σ内、つまり86.00~88.00円レベルでの推移が継続するのでは・・・?と考えています。
もう一方の指標であるMACDは、今年2月上旬以来4カ月ぶりに“ゴールデンクロス”となり、上昇シグナルの出現と見られています。
前回のパターンでは、MACDがゴールデンクロスし、しばらく揉み合いが継続した後に+2σを上抜けしたという事例も。今回もこのようなパターンとなるかどうかに注目です。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。