イースター終わり通常モード再開

【著者】

昨日は、大きな材料は無かったですが、イースター休暇後の欧州勢の参入とともにドルの買い戻しが強まる動きとなりました。株式市場は堅調な動きとなりリスクオン型の動きを促進し、円売りをサポートとなりましたが、NY時間の引けにかけて売りが強まったため、円売りの流れも長続きしませんでした。

スクリーンショット-2015-04-08-8.52.04

本日は先ほど発表された本邦の国際収支にて黒字拡大、貿易収支も赤字が予想以上に縮小していたこともあり円買いが進む展開となっています。
全体的にイースター中の雇用統計で大きく動いた部分の修正が入っているような状態で、方向感を探る動きとなっており、方向感を見定めるにはもう少し様子を見たいところです。

【主要通貨ペアの推移】

ドル円は続伸となりました。3月31日の高値である120.36をしっかりと終値ベースで上回る動きとなるとダブルボトムのネックライン上抜けとなり122円をターゲットとした上昇圧力がさらに強まる可能性が高まるため本日しっかりと上値を伸ばせるかに注目が集まります。サポートは昨日のNY時間のサポートとなった120.15、欧州時間のレジスタンスとなった120.00付近が意識されると考えられます。

ドル円

ユーロドルは欧州時間序盤に前日の安値であった1.091を下抜けるとストップ売りを絡め下落が強まり1.08付近まで下値を探る動きとなりました。
本日は昨日のサポートとなった1.08を守れるかどうか、割り込んだ場合は4月1日のサポートとなった1.0718を守れるかどうかに注目したいところです。1.0718を割り込む動きとなると日足チャートではダブルトップのネックライン割れとなるため下方向への動きが加速する可能性が考えられます。

ユーロドル

ユーロ円は上値の重い推移となり130.00に迫るところまで押し込まれる動きとなっています。昨日は130.80で上値が詰まり、130.00でサポートとなったことから、本日はこのどちらに抜けてくるかで方向感を探っていきたいところです。4月1日のサポートとなった128.40を下抜けるような動きとなると日足チャートでダブルトップのネックライン割れとなるため下方向への圧力が加速すると考えられます。

ユーロ円

ポンドドルは欧州時間にサービス業PMIが良好な結果となったものの、ユーロドルの下落に足を引っ張られ、下方向への動きが活発化し、伸び悩む動きとなり、米国時間には1.48に迫るところまで押し込まれる動きとなりました。
本日は昨日のサポートとなった1.48を守れるかどうかにまずは注目したいところです。レジスタンス候補は昨日のNY時間のサポートからレジスタンスに転じた1.484付近が意識されると思われます。

ポンドドル

豪ドルはRBA理事会で政策金利が据え置かれたことを受けて大きく上昇したものの、上値の重さも残りジリジリと下方向への動きが強まっています。
昨日は0.7628付近がサポートとなっているため、本日はその0.7628を守れるかどうかに注目したいところです。ファンダメンタルズでは追加緩和観測が依然として強い状態は続いており下方向への動きが意識されます。

豪ドル

【本日の注目材料】

本日はアジア時間に日銀の金融政策決定会合、黒田総裁の会見が予定されています。金融政策決定会合では金融政策は据え置きの可能性が高いと無風通過と予想され、市場の注目は黒田総裁の会見に集まります。賃金の上昇などを背景にタカ派色の強い内容となると、4月末の追加緩和期待が後退し円買いとなる可能性もあります。
ただし、過去の前回の追加緩和のように会見での前兆がほとんど無しであったことを考えると、市場の黒田総裁の会見に対する信頼は薄いとも考えられます。

欧州時間はユーロ圏の小売売上の発表が予定されています。ドイツを中心に景況感が改善していることを考えると良好な結果となり、ユーロの下支え材料の一部となる可能性が考えられます。市場では一部でECBの量的緩和よりもユーロ圏の景況改善に注目する動きもあるため、一応の警戒が必要です。

米国時間にはFOMC議事録の公表が予定されています。弱い雇用統計の前のものであり、イエレン議長の記者会見付きの会合の分であるため注目度は割り引かれるものの、ドル高懸念の度合いや金利見通し引き下げに関してどのような議論が行われていたかに注目が集まります。
また、米国の決算発表シーズンにとなるため、株価の動きにも注目が集まります。ドル高を背景に業績が悪化する企業が出てくるようであればドルの上値を圧迫する材料の一つとなると考えられます。

【本日の予定】

時刻未定日銀金融政策決定会合結果公表
08:50 日2月国際収支
14:00 日3月景気ウォッチャー調査
15:00 独2月製造業受注
15:30 黒田日銀総裁記者会見
16:30 リンデ・スペイン中銀総裁講演
18:00 ユーロ圏2月小売売上高
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:00 パウエルFRB理事講演
22:30 ダドリー米NY連銀総裁講演
23:30 米週間原油在庫
翌2:00 米10年債入札
翌3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

【闘魂注入】シュラスコ佐藤の大胆予想! 佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト