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ドルの強さ目立つ

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外国為替マーケット情報|2014/07/07

先週末は米国が独立記念日ということもあり、おとなしい相場となりました。雇用統計等のイベントで大きく動いた分の調整が若干入るもののドルの強さは残る状態となっています。
本日の滑り出しもドル買いが強い状態が続き、先週踏ん張っていたポンド、カナダドルなどに対してもドルは強い動きとなっています。

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ドル円は先週末もしっかりと102円台をキープし、今週も底堅い推移を続けています。米国10年債利回りも2.6%台をしっかりと維持していることから安定推移となっています。ただし、ADP雇用統計、政府発表の雇用統計と短期的に買いが集中したことには少し警戒が必要で利益確定の動きには注意したいところです。まずは雇用統計後の高値である102.26付近をしっかりと上抜けることが出来るかどうかに注目したいところです。

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ユーロドルは強い米国雇用統計に押され下値を探る動きとなっています。現在の水準は6月後半に幾度と跳ね返した水準であることからこの水準を守れるかどうかに注目したいところです。割り込むと再び1.35の強力サポートラインが意識されると思われます。

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ユーロ円はドル中心の相場から方向感の薄い展開が続いています。対ユーロでのドル買いが強かったことから若干下値を探る状態となり、引き続き138円台での推移が続いています。引き続き方向感の薄い動きとなることが予想され、しばらく様子を見たいところです。

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ポンドは先週、市場予想を下回るサービス業PMI、強い米国雇用統計を受けても底堅さを見せたことから強さが証明されたものの、上値は1.718付近で抑えられ、伸び悩んでいること、また、ロングポジションが溜まりすぎてきていることから、利益確定の動きが強まり一度調整が入るというシナリオも想定される状況となっており、少し注意が必要です。

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豪ドルは先週弱い豪経済指標と強い米雇用統計に押され上値の重い推移が続いています。上抜けがダマシで終わったことから下方圧力はそれなりに強いことが予想されます。焦点となるのは6月のサポートである0.942付近を守れるかどうかで割り込むと更なる下方向への圧力が加わることが予想されます。

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【本日の注目材料】

本日は大きなイベントは予定されていないことから、先週から続いているドルの強さが続くかどうかをしっかりと確認したいところです。株式市場では決算発表を控え神経質な展開が予想され、良好な雇用統計からの早期利上げ観測と併せて上値を圧迫するというシナリオも想定されます。また、雇用統計後しっかりと2.6%台を回復した米国10年債利回りも踏ん張れるかどうかに注目したいところです。
強いドルに対しポンド、カナダドルの底堅さが目立ちましたが、先週火曜日時点でのの通貨先物のポジション状況などからも容易に想像がつくように投機のポンドロングが相当数溜まってきていることには注意が必要です。

【本日の予定】

ユーロ圏財務相会合
15:00 独5月鉱工業生産
21:30 加5月建設許可件数
23:00 加6月Ivey購買部景況指数

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト