米国小売売上に注目

昨日からの流れ

昨日は引き続き材料の薄いなか、全体的に方向感の鈍い動きとなりました。
欧州時間に発表されたBOEの金融政策は市場予想通り据え置きとなり、同時に発表された四半期インフレレポートでは経済成長率見通しは下方修正される内容となりましたが、市場もある程度想定していたこともあり、発表後に上下動するものの、終わってみれば、発表前の水準に戻るような動きとなりました。

米国時間に発表された経済指標は新規失業保険申請件数輸入物価指数が市場予想よりも弱い結果となったことや原油価格が底堅い動きを続けたことでドルが軟調な動きとなりました。また、原油が堅調な推移となったことで資源国通貨が買われる場面も見られました。

本日の注目材料

本日はアジア時間には黒田総裁の講演が予定されています。サプライズコメントが出てくる可能性は高くはないと考えられますが、円を中心に講演中は一応注意が必要です。

欧州時間はドイツ等、ユーロ圏各国の13月期のGDPの速報値の発表が予定されています。底堅い結果が目立つようであれば、ユーロの下支え材料になるかもしれません。

米国時間は小売売上、生産者物価指数の発表が予定されています。小売売上は先行する自動車販売件数が底堅い結果となっており、多少は期待ができそうですが、冴えない結果となってしまうと米国の景気減速懸念が意識され、ドルの上値圧迫材料となってしまうかもしれません。
また、底堅い推移となっている原油の値動きも資源国通貨やドルの強弱に影響を与えるため、注意が必要です。

本日の予定

07:45 NZ13月期小売売上高
08:50 日4月マネーストックM3 
12:30 黒田日銀総裁講演
13:30 日3月第3次産業活動指数
15:00 独13月期GDP(速報値)
15:00 独4月消費者物価指数(確報値)
17:00 伊13月期GDP(速報値)
18:00 ユーロ圏13月期GDP(改定値)
18:00 ギリシャ13月期GDP(速報値) 
18:00 ホールデン英MPC委員講演
21:30 米4月小売売上高 
21:30 米4月生産者物価指数 
21:30 ウィール英MPC委員講演
23:00 米5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
23:00 米3月企業在庫
翌7:25 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト