材料薄い状態続く

【著者】

昨日からの流れ

昨日は材料の薄いなか、円売り、ドル売り地合いがやや強い動きとなりました。市場全体では株式市場や原油市場が底堅い動きとなり、リスクオンの雰囲気が続いています。

主要通貨ペアの推移(2016/5/11)

USDJPY

ドル円(USD/JPY)は底堅い推移を続け109円台に乗せる動きとなりました。
先週末から単調な上昇が続いているため、110円の大台が近づいてきたこともあり、109.50手前で伸び悩む状態となっているため、そろそろ調整にも注意したいところです。

ドル円

EURUSD

ユーロドル(EUR/USD)は上値の重い状態が続いていますが、1.1360付近がサポートとなり、下げ渋る状態が続き、下落基調がやや弱まっているようにも見えます。また、3月序盤からの安値を結んだトレンドラインに接近する状態となっており、反発への期待が強まりそうな水準での推移となっています。反発が強まってきた際には雇用統計後につけた高値である1.1480付近を突破できるかどうかに注目したいところです。この水準をしっかりと上抜けるような動きと、なると上昇基調がさらに強まる可能性が浮上します。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円(EUR/JPY)は5月4日の高値である123.50付近をしっかりと上抜ける動きとなり、上昇基調が強まり、124円台中盤まで上値を伸ばす動きとなっています。日足チャートを見ると底が121円台中盤で固められ、反発に転じそうな気配が強まっているようにも感じられます。順調に反発が続いた場合には125円台で高値を結んだトレンドラインに接触することが想定され、上抜けるようであれば、長らく続いた下落トレンドが終焉を迎える可能性が高まります。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルは底堅い動きとなり、1.44台後半での推移が続いています。本日は今週2回上値を抑えている1.448付近を上抜けるとストップ買いを絡め上昇が勢い付きそうな気配がしているため、接近した際には注意が必要です。逆にサポートとなっている1.438付近を割り込む動きとなってしまうと下落圧力が強まる可能性が挙げられます。

ポンドドル

AUDUSD

下落が続いていた豪ドルは0.73をサポートに反発に転じる動きとなりました。時間足チャートなどを見ると逆ヘッドアンドショルダー類似の形となっており、0.74台にしっかりと乗せる動きとなると上昇が勢い付きそうな状態となっています。逆にサポートとなっている0.73を割り込むような動きとなった際は、再度下値を探る動きが活発化する可能性が挙げられます。

豪ドル

本日の注目材料

本日は欧州時間に英国の鉱工業生産が発表されるほか、ECB関係者のコメント機会が多く予定されています。
また、米国時間には習慣の原油在庫の発表が予定されており、原油価格の上下動により、資源国通貨などを中心に動きがあるかもしれません。
本日も昨日に続き、材料に乏しい状態が続くため、引き続き株式市場や原油市場の動向などを探りながらのぼんやりとした市場が続くことが想定されます。

本日の予定

08:00 ウィーラーRBNZ総裁会見
10:10 ウィーラーRBNZ総裁議会証言
10:30 豪3月住宅ローン貸出 
17:30 英3月鉱工業生産 
19:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:45 ウィルキンスBOC副総裁講演
22:00 オズボーン英財務相議会証言
23:00 英国立経済研究所(NIESR)GDP 
23:30 米週間原油在庫
翌1:30 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
翌2:00 米10年債入札(230億ドル)
翌3:00 米4月財政収支 
翌3:10 ワイトマン独連銀総裁講演

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト