マーケット

オセアニア通貨|7/28

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/07/28

NZD円

nzdjpy1
データ:ジェネシス社 NZD円、フィボナッチ

ニュージーランド中央銀行がNZD高を懸念して、政策金利の引き上げを中止するコメントが流れ、NZDは大きく売り込まれている。既に、62%にあたる87.19まで下げている。フィボナッチ分析から、85.63まで下落してもおかしくない。
しかし、ファンダメンタルズの面から金利の引き上げを中断することは困難である。インフレ懸念と堅調な住宅不動産市場に大きな調整が入るまでNZD買い・日本円売り戦略は維持するべきだろう。

AUDNZD

audnzd
データ:ジェネシス社 AUDNZD、フィボナッチ

過去2週間、ニュージーランドドルは対豪ドルで大きく売り込まれた。主要輸出商品である乳製品価格の下落が止まらない。此の状況下でニュージーランド中央銀行(RBNZ)はNZドル高を懸念するコメントを発表した。RBNZは24日に政策金利を0.25%引き上げた。その結果、政策金利であるキャッシュレートは3.5%になった。
年初から多くのアナリストはNZドルが対豪ドルに対して1.0を切り、過去最高のNZ高を予測していた。しかし、ここにきて豪ドルの買い戻しが活発になっている。目先のターゲットであった1.0955に到達して、1.1163を目指しているようだ。場合によっては、1.1499まで豪ドルが対NZドルで上げるだろう。

二つの通貨を取り巻くファンダメンタルな状況に大きな変化は見当たらない。オーストラリアの失業率はニュージーランドよりも依然、高く推移している。乳製品価格の下落は豪ドルにも悪影響を及ぼす。中国経済の低迷でオーストラリアの輸出は完全に頭打ちになっている。
豪ドル売り・NZドル買いのスタンスに変更はない。戻りはショートポジションを持つ絶好のチャンスになる。

みんなの米国株

成田博之 | SEAHAWK PTE LTD 最高経営責任者

成田 博之

ノースカロライナ大学ウィルミントン校卒業 シンガポールの銀行で約10年間、金融商品のディーリングをした後、日経 225先物・為替を中心に自己資本を運用するプライベート・トレーダーとしてオーストラリアに移住 ヘッジファンドの運用にも携わり、帰国後はFX業者でディーリング部長やコンサルティング業務に従事。 ウエストビレッジインベストメントに企画・開発部門担当として参加。SEAHAWK PTE LTD 最高経営責任者