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10月相場のヤマ場は越えたのか・・・?

【著者】

FRBの思惑とファンド45日ルールが合わさった15日のNY市場

15日のNY市場は、米経済の先行きに対する不安要素が高まったこと、さらにそれに伴いFRBの利上げ開始時期がさらに遅れるのでは?との観測もあり、株式・債券・為替相場がリスク回避の動きに。
NY株式市場では一時前日終値比460ドル安に、また米10年債利回りも節目と見られていた2%を割り込んだこともあり、ドル/円相場も一時105円台前半まで下落。
このような相場展開になると、いやが上にも「暗黒の10月相場」の影が思い出されてしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか?

まず金利についてですが、先週のスタンレー・フィッシャーFRB副議長のコメントからも、「早期利上げはしたくない」との思惑や意思が垣間見えます。これはFRB伝統のビハインド・ザ・カーブ戦略と言われ、金利を上げるタイミングを意図して遅らせることで成長重視の金融政策を行うという、アングロ・サクソン諸国が好む政策。
また、FRBが“金利を上げたくない”という明確なメッセージは、イエレン議長が労働市場情勢指数(LMCI)と呼ばれる新たな労働関連指標を作ったことからも明らかで、これは言うなれば“イエレン・ダッシュボード詳細版”のようなもの。
このLMCIは、いわば金利を上げずに景気上昇を目論む「金融抑圧政策」のための一つの“方便”であることが明らか(←どんな手段を使ってでも金利を上げたくないのが本音。) で、つまり15日の米10年債の2%割れはその一連の流れの中で起きた現象と捉えることができます。
その15日は、ファンド勢の11月決算における解約45日前ルールに当たる日でもあるため、下方向への加速度がその分付加されたと捉えるべきで、ここはこれから喧しくなるであろうエキセントリックなコメントや見通しに流されることなく、冷静かつ慎重に相場に対峙する必要があると考えます。

ドル/円・週足・フィボナッチでは一旦下押し終了のシグナル?

今週のヤマ場と見ていた15日のファンド勢解約45日ルール。
ドル/円相場での下値メドは、週足・ボリンジャーの+1σ近辺である106円台後半~107円台と見ていたところ、その要因もあり下押しの勢いが加速されたような格好に。
しかしながら、8月中旬から続いた8週連続陽線が週足・ボリンジャーの+2σを超えていたこと自体行き過ぎで、むしろこの時期の押しは健全な「ガス抜き」と考えてよさそうです。
8月18日安値102.25円と、10月1日高値110.06円を結んだフィボナッチ・61.8%が105.23円であること、さらにはローソク足(週足)がパラボリック・SARである105.12円を下回っていないことからも、105.20円レベルが当面のポイントと考えてよさそうです。

dolleryen

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津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。