原油価格急反落で米長期金利低下、ドル売り

明日早朝にイエレンFRB議長の講演

昨日の海外時間には、欧州株を中心に各国株価が下落し、欧米金利が低下したことからユーロ売りと円買いが強まりました。

東京市場が休場だったアジア時間には、発表された中国・9月Caixin製造業PMIが予想を下回る結果だったことから日経平均先物などが急落し、円買いが強まってドル円は119.60円台まで、ユーロ円は133.20円付近まで下落しました。この間ユーロドルはアジア時間朝方の1.1100台から1.1140付近まで上昇しています。

欧州時間にはいると、一転して各国株価が反発する中米長期金利が上昇し、円売りが強まって、ドル円は120.30円台まで、ユーロ円は133.80円台まで上昇しました。一方ユーロドルは欧州株が上昇したことから一旦1.1150台まで上昇しましたが、全般的なドル買いに押され1.1100台まで反落しました。その後米長期金利が上げ渋る展開となると、ドル円はもみ合いとなりましたが、ユーロドルは1.1170台まで、ユーロ円は134.30円台まで上昇しました。

NY時間にはいると、一旦ユーロ売りが強まってユーロドルは1.1100台まで下落しましたが、すぐに反発して、1.1190付近まで上昇し、ユーロ円も134.20円付近まで上昇しました。その後米長期金利が上昇したことから円売りが強まって、ドル円は120.50円台まで、ユーロ円は134.60円台まで上昇しました。

NY時間午後にかけて、原油相場が急落したことから、米長期金利と各国株価も下落してドル売りが強まって、ドル円は120.00円台まで下落し、ユーロドルは1.1210台まで上昇しました。この間ユーロ円は133.90円台まで下落したあと134.60円台まで反発しています。

今日の東京時間にはいって、日経平均が下落していることから円買いが優勢となっています。

今日の海外時間には、独・9月IFO景況指数、米・8月耐久財受注、米・新規失業保険申請件数、米・8月新築住宅販売件数の発表があるほか、明日早朝にイエレンFRB議長の講演が予定されています。

昨日、ドラギECB総裁は議会証言で「金融政策による追加支援が必要となれば、我々は(プログラムの)規模・構成・期間を適切に調整する」と述べました。この発言をうけて市場ではユーロ売りが強まる場面もありましたが、米長期金利の低下ですぐにユーロ買いが優勢となりました。明日早朝には、FOMC後初めてとなるイエレンFRB議長の講演がありますが、ここまで地区連銀総裁らが利上げ開始に前向きな発言を繰り返している中、どういった内容になるのか注目です。

<本記事ご協力>
チーフストラテジスト 高野やすのり様

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト