NZDはさらに下落するか?

【著者】

一段安の可能性

NZドルは、対米ドルで今年7月に0.88台と2011年以来の高値を付けた後大きく下落し、現在は0.77台で取引されています。

これまで、RBNZ(NZ中銀)のウィーラー総裁は「NZドルの水準は不当かつ持続不可能であり、さらに大幅下落すると予想する」と繰り返し述べていました。さらに昨日、キーNZ首相が「NZDの適正な水準は0.65付近」と極めて異例な発言をしました。そしてほぼ同時に発表されたRBNZの統計で、RBNZが8月に5億2100万ドルのNZD売りを行っていたことがわかりました。

その直後からNZD売りが加速した結果、昨年6月から8月の安値を試す展開になっています。

すでに高値からは2.5ヶ月で約12%下落していますが、少額とは言え実際に売り介入が実施されていることや、政府、中銀が強いNZDのトークダウンを行っていること、主要産業の乳価の下落が続いていることなどを考えると、今後もNZD売りが継続する可能性が高いと予想できます。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト