日銀展望レポオート BOE議事録 英失業率に注目_2014/01/22

FXマーケット情報|記載日:2014/01/22

昨日は欧州時間に米長期金利の上昇を背景にドル買いが進む展開となりましたが、その後NY時間に入ると失速、逆にドル売りの強まる展開となりました。

先日報じられた来週のFOMCでQEを100億ドル縮小されるのではとのが材料視されたことからの動きと見られています。

ドル円は先週末のレジスタンスラインである104.50を上抜けましたが104.75近辺で上値を抑え込まれ105円トライはお預けとなりました。

その104.50で一度はサポートするものの、ダブルトップを形成しネックラインを突破、下落を強める展開となりました。

本日はまず戻り高値である104.40を上抜けることができるかどうか、昨日のサポート104.00、一昨日のサポート103.90近辺を守りきることが出来るかどうかに注目です。

ただし、午後に日銀の金融政策決定会合の結果、展望レポートの中間評価の発表が予定され、内容次第では不安定な動きとなることが予想されますので注意が必要です。

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ユーロドルは欧州時間までは上値が重く再度1.35割れに向かうのではと思わせましたが、1.3515近辺で失速反転上昇となりました。しかし、前日のレジスタンスである1.357近辺では上値が重く伸び悩んでいる状況となってきました。

上値が重い状態が続いてはいますが、底は底で固い状況となり方向感が依然として掴みにくい状況が続いています。7月からのトレンドラインブレイクもダマシに終わってしまうのかもという不安がよぎります。それを見極めるためにも1.35をしっかりと割り込んでくるかどうかが一つのポイントとなると思われます。割り込むと下落基調が一気に高まると考えられます。

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ポンドドルは先週末の小売売上後の高値である1.646を上抜け、1.64-1.646のレンジ突破成功となりましたが1.65を目前に上値が詰まっている状況となっています。

本日はBOE議事録、英12月雇用統計という大きなイベントが控えていることもあり、少しこじんまりとした動きが続いた後、発表後に大暴れという展開が想定されますので、お取引の際には十分な注意が必要です。

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豪ドルは0.88を挟んだ攻防が続いています。昨晩再度0.88を割り込んだことからもう一段の下落が意識されましたが、結局下落せず。再び0.88台を回復、そして0.8800がサポートとなりました。

豪雇用統計の結果を受けた下落以降、下値は切り下げましたが、その後は揉みあいが続いている状況となっています。

本日、間もなく豪消費者物価指数の発表が行われるため、結果次第では大きく跳ねる可能性があるため注意が必要です。

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【本日の注目材料】
本日はアジア時間、間もなく発表の豪第4四半期の消費者物価指数、午後の日銀金融政策決定会合、欧州時間はBOE議事録、英雇用統計と粒ぞろいなラインナップとなっています。

豪消費者物価指数は豪ドル安が続いていることから強い結果となることが予想されますが、市場予想よりも強い数字となると豪ドルの利下げ観測後退につながり豪ドル反発の突破口となる可能性があります。

日銀の金融政策決定会合は金融政策は据え置き濃厚のため無風となると予想されるのに対し、展望レポートでの物価見通しに対する反応はそれなりにあると考えられます。物価見通しが引き上げられれば追加緩和観測後退につながり円買い材料となると考えられます。発表前後は円絡みの通貨の値動きが激しくなることが予想されるため注意が必要です。

BOE議事録ではフォワードガイダンスに関する議論の内容に注目が集まります。フォワードガイダンス強化に関して活発に議論されていたことが伝われば金利先高観測後退ポンド売りで反応となると思われます。また、昨今のポンド高に関しての不満や不動産バブル対策に関しての議論などが出てくるとポンド売り材料となると思われます。

また金利引き上げの条件ともいうべき失業率の推移にも当然注目が集まります。市場では7.3%(ILO基準)と前回の7.4%からの低下を予想していることから、仮に弱かったときのインパクトが大きいかもしれません。

【本日の予定】
9:30 豪10−12月期消費者物価指数
15:00 日銀、経済・物価情勢の展望レポート(中間評価)公表
15:30 黒田日銀総裁、記者会見
18:30 イングランド銀行金融政策委員会(MPC)議事録公表
18:30 英12月失業率
18:30 英12月失業者数
18:30 英12月財政収支
19:00 ユーロ圏7−9月期政府債務
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
23:00 ストゥルナラス・ギリシャ財務相、欧州議会委員会で証言
翌0:00 カナダ銀行(BOC)政策金利発表
翌1:15 ポロズBOC総裁会見
翌3:30 マカファティー英MPC委員講演

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト