雇用統計前哨戦に注目!_2014/01/08

記載日:2014/01/08

昨日は材料が薄い中、方向感の薄い状態が続きました。欧州時間に発表されたユーロ圏の消費者物価指数はコアで0.7%と依然として低い伸びに留まっていることが確認されましたが発表直後の相場への影響は限定的なものとなっています。また、米国時間に発表された米11月の貿易収支は市場予想よりも赤字縮小、前回数値も赤字縮小へ修正となりましたが、相場の反応は限定的なものとなりました。

ドル円は材料の薄い中、堅調な株式市場にも支えられ、104円台中盤での狭いレンジ内の推移を続けました。ユーロも狭いレンジ内での推移を続けなんとか1.36を守るような動きとなっています。

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【本日の注目材料】

本日は米国時間に金曜日の米12月雇用統計の前哨戦でもあるADP雇用統計が発表されます。前回の21.5万人増加に対し市場予想は20.0万人増と若干控えめな予想となっています。参考データとなる新規失業保険や、ISMなどの雇用指数から推測すると多少のブレはあると考えられますが大崩れは想定しにくい状況と考えられます。そのため、確率は低いと思われますが、もし、サプライズで弱い数字が出ると雇用統計への不安が一気に高まりドル売りというシナリオも一応、頭の片隅に入れておいてもいいと思います。

また、深夜というか早朝にFOMCの議事録が公表されます。QE縮小を決めたFOMCということから、どのような議論が行われたかが注目されます。具体的には、結論は市場の予想よりも控えめな縮小額となりましたが、より積極的な縮小に関して議論されたかどうかというところが材料となり、今後のQE縮小観測を動かし、為替相場に影響が出ると考えられます。活発に議論されていたら、次回以降の縮小額が大きくなるのではという観測につながると予想され、ドルにとっては買い材料となると予想されますし、控えめな意見が多い内容となれば逆の動きとなることが予想されます。

ただし、マーケットの最大の注目点はQEの縮小から徐々に低金利の解除時期に移りつつあると考えると、発表直後の上下のブレはあると思われますが、相当なサプライズとならない限り、大きな流れは作らないと考えられます。

【本日の予定】

イングランド銀行金融政策委員会(9日に結果発表)

19:00 ユーロ圏11月小売売上高
19:00 ユーロ圏11月失業率
20:00 独11月製造業受注
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
22:15 米12月ADP全国雇用者数
翌0:30 米週間原油在庫
翌1:00 バローゾ欧州委員長、サマラス・ギリシャ首相会見
翌3:00 米10年債入札
翌4:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(12月17~18日開催分)
翌5:00 米11月消費者信用残高

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト