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豪ドル円上昇トレンド加速への注目ポイントについて

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/05/13

オセアニア通貨はトレンド・フォロー型の順張り投資が奏功しそう!?

5月相場については、ウォール街の格言で、“Sell in May, and go away”(=5月に売り逃げろ)とはあるものの、NYダウ平均株価やS&P500は史上最高値を更新し続ける日々。その株式市場の先導役の一つとなっていたのが、いわゆる「モメンタム銘柄」
「モメンタム銘柄」を嗜好するモメンタム投資とは、その名の通り相場の勢いや話題性を重視することで、PERやPBRを重視するバリュー投資とは反対の立ち位置。市場のムードや勢いを重視するその手法は、現在ヘッジファンドがその投資スタイルの主流とするイベント・ドリブン型(イベント駆動型)とともに、マーケットの二大勢力となっているような状況。
国内においても、麻生財務相が物価連動債を来年1月から解禁するとの13日会見がありましたが、インフレ連動債とも呼ばれるこの国債の中身は「期待感」で成り立っているとも言えます。つまり、現在の相場を語る上での共通項は・・・「勢い」・「イベント」・「期待感」。
「勢い」・「イベント」・「期待感」が主流のマーケットという前提に立つと、株式相場や豪ドル円・NZドル円といったオセアニア通貨については、当面はトレンドの流れに乗る“トレンド・フォロー型”の順張り投資が奏功する流れは続きそうですね。

“Sell in May, and go away”(=5月に売り抜けろ)の二の句には、“But remember to come back in September”(=9月に戻ってくるのを忘れるな)が続くことを忘れることなく、虎視眈々と狙いを定めておきたいところです。

豪ドル円は、日足・+2シグマを突破するか否かに要注目!!

トレンド・フォロー型の順張り投資での一つの目安が・・・ボリンジャーバンドのシグマライン。
先週来、緩やかな上昇トレンドが続いている豪ドル円ですが、喫緊のポイントは日足・ボリンジャーバンドの+2シグマライン。14日現在での当該ラインの数値は96.10円レベル。当該ラインで抵抗にあうのか、はたまた上抜けブレークするのか?
一つ長い時間軸チャートである週足・ボリンジャーバンドに目を移してみると、+1シグマ~+2シグマの間を推移する“バンドウォーク”が進行中。
「勢いに乗れ」との相場格言もある中、豪ドル円の「勢い」が加速するラインが96.10円レベルと想定しつつポジション戦略を構築してみるのも面白いかもしれません。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。