リスク回避で円買戻し優勢

【著者】

押し目買い優位も注意が必要

昨日の海外時間には、ポルトガルの政局混乱を嫌気したことなどから各国株価が株価が反落し、米長期金利が低下して、円の買戻しが優勢となりました。

欧州時間、新規の材料はありませんでしたが、円売りが強まって、ドル円は123.60円付近まで、ユーロ円は133.10円台まで、ユーロドルも1.0790付近まで上昇しました。。

NY時間にはいって、「ユーログループがギリシャへの次回融資の実施と銀行資本増強向けの資金供給を見送った」と報じられたことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.0720台まで、ユーロ円は132.50円付近まで下落しました。

NY時間午後にかけて、「ポルトガルで左派政党が連立政権樹立で合意」と報じられたことなどから各国株価が下落する中、米長期金利が低下し、ドル売りが優勢となってドル円は122.90円台まで下落し、ユーロドルは1.0780台まで上昇しました。この間ユーロ円は132.30円付近まで下落したあと132.60円台まで反発しています。その後NY時間引けにかけては、米長期金利が下げ止まったことからドル円は123.20円付近まで反発し、ユーロドルは1.0740台まで下落しました。

今日の海外時間には、米・10月輸入物価指数の発表があるほかリッカネン・フィンランド連銀総裁の講演が予定されています。また明日早朝にNZ中銀の金融安定レポートが公表されるほか、明日の東京時間には中国・10月小売売上高/鉱工業生産の発表があります。

12月アメリカ利上げ開始が確実視される中、押し目でのドル買い意欲はありますが、一方で株式が軟調となると円の買戻しが優勢になる場面もあります。原油相場が再び安値を試す展開ともなっていて、不意にリスク回避姿勢が強まって円買いが強まる場面も考えられますので注意が必要です

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト