やや弱い雇用統計結果でドル売り優勢に_8/4

【著者】

上値重い展開続くか

金曜日の海外時間には、発表された米雇用統計が全般的に弱い結果だったことから米長期金利が低下してドル売りが強まりました。

欧州時間、全般的に米雇用統計発表を控えて小動きが続きましたが、発表された英・7月製造業PMIが予想よりも弱い結果だったことから対ポンドでユーロが買われ、ユーロは他の通貨に対してもやや買われユーロドルは1.3400台までユーロ円は137.90円台まで上昇しました。この間ドル円は102.90円台を中心とした非常に限られたレンジ内の取引きが続きました。

NY時間にはいって、発表された米・7月雇用統計で、非農業部門雇用者数が20.9万人、失業率が6.2%、平均時給の伸びが0%といずれも予想よりもやや弱い結果だったことから米長期金利が低下しドル売りが強まって、ドル円は102.60円台まで、ユーロ円は137.70円台まで下落し、ユーロドルは1.3430付近まで上昇しました。その後株価が下落したことから一旦ユーロ売りが強まってユーロドルは1.3380台まで、ユーロ円は137.70円台まで下落しましたが、すぐにユーロドルは1.3420台まで、ユーロ円は137.90円台まで反発しました。

続いて発表された米・7月ISM製造業景況指数が予想よりも強い結果だったことからドル買いが強まる場面もありましたが、同時に発表された米・6月建設支出が予想よりも弱かったことから米長期金利一段と低下しがドル売りが強まって、ドル円は102.30円台まで、ユーロ円は137.50円台まで下落し、ユーロドルは1.3440台まで上昇しました。

週明けの東京時間には日経平均が下げ幅を縮小していることから円売りが優勢となって、ドル円は102.60円台まで、ユーロ円は137.80円台まで反発しています。

今日の海外時間には、英・7月建設業PMI、ユーロ圏・6月生産者物価指数の発表が予定されています。

先週水曜日に米長期金利第2四半期GDPが上振れたことから上昇を開始したドル円でしたが、金曜日の雇用統計がやや弱い結果だったことから一旦上昇が止まりました。米10年債利回りは7月後半のレンジ内に戻り、最近話題になっていた2年債金利も先週後半の上昇分を全て失っています。ドル円は今のところ102円台後半で堅調な推移となっていますが、米金利がこのまま低調な水準で推移するとドル円も再び102円割れまで下落する可能性が高いのではないでしょうか。

高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト