FXコラム

休むも相場、来年に向けての準備

【著者】

クリスマス、年末年始の流動性低下に注意

今年もクリスマスが近づき、年末年始が迫ってきました。為替相場では毎年、クリスマスが近づくと市場参加者が減少し、年末年始まで流動性が著しく低下する傾向があります。流動性が低下するということは値動きが荒くなり、何かあると思わぬ変動となる可能性があり、また、市場のスプレッドも普段より拡大するため、取引に適した状態とは言えません。

休むも相場

相場格言の一つに「休むも相場」ものがあります。これは「取引を繰り返していると客観的な相場が見えなくなりがちになるため、適度に相場を離れ、冷静になりましょう。」という趣旨のもので、「相場の方向感が見えなくなったときは一度休みましょう」というような場合に使われるのですが、これはクリスマスから年末年始の為替相場にも当てはまると思います。

年末年始といえば、普段、土日休みのお仕事をされている方も年末年始は長めな休暇をとる方も少なくないと思います。時間があり、チャートを開けると相場が動いている。動いている相場を見るとポジションを取りたくなってしまうという方も少なくないのではないでしょうか?

しかし、それはあまりお勧めできません。この時期は、流動性が薄く、値動きが荒く読みにくい相場が続くからです。そのため、このシーズンに手を出すプロのトレーダーはあまりいません。

今年のトレードの見直し、来年のトレード計画を考える

せっかく時間があるのに取引できずにウズウズしている人にお勧めなのが、今年のトレードの見直し、そして、来年のトレード計画を考えることです。
トレード記録をつけましょうとFX教本や各種セミナーで言われているものの、面倒くさくて付けていない人も多いと思います。そういう方はじっくりと過去の自分のトレードを振り返ってみると思います。トレード記録を付けている人はそれを見返してみましょう。

反省すべきトレードはなかったかどうか
自分の取引手法が利益を生んでいるかどうか
資金管理はキチンとできていたか

来年のトレードのために反省すべき点を洗い出し、今年のうちに来年のトレード計画をしっかりと作りましょう。自分の取引手法に問題があるとしたら、新たなトレード手法を考え、過去のチャートでじっくりと検証してみるというのもいいかもしれません。

今年勝った人は来年も勝てるように、今年負けてしまった人は来年は勝てるようになるために準備する時間を作りましょう。

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト