マーケット

物価指数に注目

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/08/19

昨日は材料の薄い中、米国時間に発表されたNAHB住宅市場指数が市場予想を上回ったことからドルが強含んでの推移となりました。また、ウクライナ情勢に対する警戒が若干薄れたこともあり、米国株式市場は堅調な推移、米国債利回りも上昇に転じています。
全体を通しては市場の注目が週末のジャクソンホールのシンポジウムへ集まっていることもあり、小動きに留まっています。

スクリーンショット-2014-08-19-9.28.15

【主要通貨ペアの推移】

昨日アジア時間序盤は下値を探る動きが続きましたがその後は堅調推移を続けNY早朝には102.50を突破し、また良好な米経済指標にも支えられ上値を探る動きとなっています。ここから上の102円台後半では年初から幾度と上値を抑えられている難所であることから、抜け出すにはそれなりの力が必要と考えられますが、しっかりと上抜け、強力なレジスタンスとなっている103.00を上抜けることが出来れば本格的に上昇モードへ突入する可能性もあるためしっかりと見守りたいところです。

スクリーンショット-2014-08-19-9.21.20

ユーロドルは先週末のNYからのサポートとなっていた1.338付近をNY序盤に割り込み下値を探る動きとなっています。サポートとして意識されるのは今月、数回サポートとなっている1.333付近で割り込むともう一段の下落余地が生まれる可能性が高まるため近づいた際には警戒が必要です。

スクリーンショット-2014-08-19-9.22.55

ユーロ円はアジア、欧州時間は底堅さを見せたもののNY時間には下値を探り一瞬137円を割り込むところまで下落となりましたがその後は踏ん張りなんとか137.00をサポートに137円台を守ってNYクローズを迎えています。本日もまずはこの137円台を守れるかどうかに注目したいところです。ただしドル中心の相場となっていることから方向感の薄い状態が続いていることには注意が必要です。

スクリーンショット-2014-08-19-9.21.43

ポンドは週末のカーニー発言効果でロケットスタートした後は1.671付近をサポートに底堅さを見せているものの上値は1.674付近で足踏み状態となっています。本日はまず、このどちらに抜けてくるかで方向感を探っていきたいところですが、欧州時間に英国消費者物価指数の発表があることから、指標の結果次第で大きく振れる可能性があるため注意が必要です。

スクリーンショット-2014-08-19-9.23.38

豪ドルは0.93台を守りきり、先ほど発表されたRBA議事録が従来の内容と大きな変化はなく、新たな材料は見出すことは出来なかったものの発表後の反応は豪ドル買いで反応となりレジスタンスとなっている0.9335付近での推移を続けています。しっかりとこの0.933付近を上抜けての推移ができれば、再び0.94へのトライへの期待が高まりますが、上抜けることができなければレジスタンスとして意識され下値を探る動きが強まると予想されます。

スクリーンショット-2014-08-19-9.21.02

【本日の注目材料】

本日は欧州時間に英国消費者物価、生産者物価、小売物価指数の発表が予定されています。弱い結果となると週末のカーニー総裁のコメントで下げ止まり感を見せているポンドが再度下値を探る動きとなる可能性もあることから警戒が必要です。

米国時間は米国消費者物価指数、住宅着工件数、建設許可件数の発表が予定されています。FEDが重視する物価指数はPCEデフレータですが消費者物価指数も重要な物価指数であることから底堅い結果が出るとドルの下支え材料となると思われます。また、住宅着工件数、建設許可件数も昨日の住宅価格指数に続き良好な結果が出れば住宅市場への期待が高まりドル買いの材料となると考えれます。
また、引き続きウクライナ、イラク等の地政学リスクに対する警戒も必要で突発的な報道には注意が必要です。

【本日の予定】

07:45 NZ4-6月期生産者物価指数
10:30 豪準備銀行(RBA)金融政策決定理事会議事録、公表(8月5日開催分)
12:45 日20年国債入札(1兆2000億円)
17:00 ユーロ圏6月経常収支
17:30 英7月消費者物価指数・小売物価指数・生産者物価指数
21:30 米7月消費者物価指数
21:30 米7月住宅着工件数・建設許可件数

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
デモトレ大会6回戦

佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト