新興国の続落がなければ利上げは確定か

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金曜日に発表された米国雇用統計は誰もが驚く結果となりました。
非農業部門雇用者数は27.1万人と市場予想を9万人ほど上回り、12月利上げ見込みは70%に上昇。ドル円は123円台に乗せてきました。
事前のドル買いポジションも多かったことから、利食いを消化しながら数字の割にはゆっくりとした上昇といえるでしょう。

今後は50銭おきのオプションをこなしながら、124円まではすんなりと上昇するのではないでしょうか。
連日暴落していたユーロとポンドですが、さすがに急落し過ぎたことと、テクニカル的に良いポイントまで下落したこと、株価の上昇からショートカバーが出やすくなっています。

ドル円よりも、ユーロ円、ポンド円の買いで攻めた方が妙味がありそうです。

新興国市場次第で利上げが確定

さて、利上げが近づいたことで気になるのが新興国市場です。
2013年5月の『バーナンキショック』では、新興国からドルへ急激な資金の流れ(引き上げ)が起きました。
今回も夏場の中国市場の悪化からやはり気にしなければならないところ。

金曜日の時点では、

南アフリカ -2%
メキシコ 0.11%
トルコ  -1.24%
ブラジル -2.35%
ロシア、 -2.61%

と、ある程度の打撃がみられ、本日のアジア市場ではインドが-2%、インドネシアが-1.2%となっています。

しかし、これは雇用統計のドル買いでもあるので、一日で仕方ないところ。この動きが続かない限りFRBも利上げしても問題ないという結論を出すでしょう。

バーナンキショックで暴落となったオーストラリアドルは戻りを試す展開。株価は2%ほどげらくしていますが、為替は踏みとどまっています。
そして、TPPの大筋合意以降堅調に推移しているニュージーランドは株も為替も安定しています。

本日、主要なクロス円の中で一番上昇しているのがNZドル円です。現状レンジ相場ですから82円程度までの戻りは期待できるのではないでしょうか。

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川島寛貴|みんなの外為スタッフ

初心者目線を忘れない「サラリーマントレーダー」 川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」