年内利上げ期待が上昇!

【著者】

昨日はISM非製造業景況指数のポジティブサプライズ(予想:56.5、結果:59.1)と貿易収支の改善を受け直近高値を突破。

ストップロスをこなしながら急進するかと見ていましたが、これまで買われていた巨大なドル買いの利食いも混在しながらの上昇となっています。

ドル円1時間チャート

しかし、大きな利食いは出てこずに今だ買いが優勢。押し目が30銭程度しかないのがその証拠でしょう。節目節目をこなしながら、明日の雇用統計までは腰のある上昇となりそうです。

イエレン議長は
「12月の行動は適切となる可能性がある」
「12月の利上げは未決定で、データ次第」
と引き続きブレておらず、また12月利上げに消極的なダドリーNY連銀総裁も
「12月の利上げ、現実的な可能性があるとの見方に同意」
「12月会合前にデータがどうなるか見極めたい」
「12月の選択肢、イエレンFRB議長の見解に完全に同意」
とベクトルを揃えてきています。

雇用統計は「完全雇用に近づいてきており、以前の様な数字は期待できない」となっていることから、非農業部門雇用者数の事前予想は20万人以下の18.2万人となっていますが、多少悪くとも下落は限定的となりそうです。

昨日の要人発言を受けて、米FF金利先物市場では12月利上げの予想確率は直近で最高の58%まで上昇。
年内に利上げと言うより、米国の金利正常化に向けて市場が後押ししているような恰好となっています。
仮に12月は無くても1月は。。となるため、結局のところ1月のFOMCまでこの材料でドル円の急落の可能性は低そうです。

さて、本日はドル円が121.95円まで上昇。
122.00円には本日のNYカットの大きめのオプションや本邦勢の売りがあるそうです。
短期勢がストップロスを狙って122円台に突入したとしても、昨晩の121.50-60円突破時のように利食い優勢となり、一気に突き抜けるということはないのではないでしょうか。

押し目がほとんどないなか、丁寧に拾っていきたいところです。

【連載スタート!】
トルコリラ、スワップ取引(11月2日)

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

初心者目線を忘れない「サラリーマントレーダー」 川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」