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ドル円105円に到達!!

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外国為替マーケット情報|2014/09/02

8ヶ月ぶりの105円

本日の19時過ぎに、ドル円は105円01銭まで上昇しました。
なんと105円台に乗せることは1月10日以来の約8か月ぶりとなります。

ドル円日足

その後4月~8月中旬までの4ヶ月の膠着相場がありましたが、103円を越えると、2週間で2円上昇してきました。
その時(1月10日)の日経平均は15,912円であり、本日の日経平均の終値が15,669円とその差が243円だということを考えると、なんだかんだ日経平均とドル円の連動性はあると考えられます。

日経平均

しかし、米国10年債利回りに目を向けると、2.8%台だったにもかかわらず、現在は2.3%台とその差0.5%となっています。
この間、ウクライナ情勢不安に絡む問題が続いていることや、米国株の高値警戒感、EUのマイナス金利問題などがあり、それらの資産からの債券に資金が流入。
更に世界的なカネ余りも後押しし、これまでとは違う資金の流れができていることが分かります。
このことから、年初は10年債利回りがドル円の値動きを計る良い指標でしたが、現在は参考程度にしかできませんね。

過去の大台付近での値動きに学ぶ

さて、内閣改造報道に絡む報道で、GPIFの運用方針の変更に積極的な塩崎氏が厚生労働相としての入閣が報じられたことにより、ドル円は東京時間から勢いよく上昇し、ほとんど押し目もないまま105円まできました。

105円台に乗せた時のドル円の値動きですが、1分足チャートで見ても針で刺したような値動きとなっており、瞬間でしかありません。
このような値動きの時は、非常に注意が必要です。

大台のオプションのストライクを狙う値動きや、直ぐ上にあるストップロス(損切り注文)を狙って、大口が仕掛けてくる場合がしばしばあります。
しかし、本日の場合はどうやら何もオーダーがなく、買いを引っ込めたように思えます。

参考になる値動きとしては、今年の5月の米国雇用統計直後の値動きになります。

5月雇用統計
米国雇用統計1分、5分足チャート 
http://fx.minkabu.jp/indicators/01035/USDJPY/chart

この時は、非農業部門雇用者数が予想を大きく上回りましたが、労働参加率が大幅に低下し、103円手前に緩んできていました。しかし、発表10分後に再上昇を始め103円台をヒット。
しかし、高値はそこまでとなり深夜には102円台前半。週明けには101円台へ下落するというナイアガラ状態となりました。

今回の上昇は、その間でロングポジションの利益確定の動きが起こるとは到底思えませんが、このままキレイに上昇するようにも思えません。
今夜中に105円台へ乗せてくる展開があったとしても、その前に利益確定の動きが優勢となり、しっかりとした買い場を提供してくれるのではないでしょうか。

ドル円5分足チャート
[High functionality chart]

目安としては、短期間の幅が104.80-105.00であり、欧州時間に割れた後に直ぐに買いが入った104.80円が1つのポイント。
ここを割れると、もう一段下落し、心理的節目手前で本日の上昇の際に僅かに息継ぎをした104.60円付近が目安となりそうです。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」