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米長期金利やや反発もドル円上昇は限定的

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外国為替マーケット情報|2014/05/19

ドル円上値重い展開続くか

金曜日の海外時間には、ギリシャの地方選挙で反緊縮派が優勢と伝えられたことなどからユーロは弱い動きとなりました。一方ドル円は米長期金利がやや反発したことから上昇する場面もありましたが狭いレンジ内の取引きが続きました。

欧州時間、日曜日に行われるギリシャの統一地方選挙で、反緊縮派野党の急進左派連合(SYRIZA)が優勢となっていると伝えられたことなどから欧州株が下落し、ユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3680台まで、ユーロ円は138.70円台まで、ドル円も101.30円台まで下落しました。その後株式市場が反発したことからユーロがやや買い戻され、ユーロドルは1.3700台まで、ユーロ円は139.00円台まで上昇しました。

NY時間にはいって、発表された米・4月住宅着工件数/建設許可件数が予想よりも強い結果となったことから米長期金利が上昇し円売りが強まって、ドル円は101.60円台まで、ユーロ円は139.20円台まで上昇し、ユーロドルは1.3680台まで下落したあと1.3700台まで反発しました。その後発表された米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数が弱い結果だったことから全般的にややドル売りが優勢となって、ドル円は101.40円台まで反落し、ユーロドルは1.3710台まで、ユーロ円は139.30円台まで上昇幅する場面がありました。

NY時間午後にかけてはユーロは再びじり安の動きとなって、ユーロドルは1.3690台まで、ユーロ円は138.90円台まで下落しました。この間ドル円は101.50円付近の小幅な値動きに終始しました。

今日の海外時間には主要な指標発表はありませんが、バイトマン独連銀総裁、メルシュECB専務理事、クーレECB専務理事、ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁、フィシャー・ダラス連銀総裁、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の講演が予定されています。

金曜日には米長期金利は2.52%程度まで反発しましたが、ドル円の上昇は非常に限定的なものとなっています。それでも前週の米長期金利の低下幅に比べると、ドル円の下落幅は小さいことから、ドル円は上値の重い展開が続くと予想します。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト