マーケット

外銀もドル円を買ってきた!?

【著者】

ドル円(USD/JPY)が先週の水曜日来に113円台に乗せてきました。
先週の木曜日に111円割れがあったことを考えると、強い動きといえます。

FOMCでは年4回利上げ予想が2回利上げとなり、これがドル円の下落のキッカケとなりました。そして、翌日木曜日にはダブルボトムとなっていた111円を割り込むことなりました。

しかし、そもそも市場参加者は米国が2016年に4回も利上げするとは思っていなかったわけです。恐らく、3回であれば無難な結果となったところ、2回となったのでネガティブサプライズで反応したのでしょう。
値動きを見てみると、111円を割り込んで終わらなかったことから、相場は行き過ぎであったと考えられます。材料はすべて織り込んでしまったのです。

そこへきて、FED要人(投票権無し)から4月利上げの可能性が相次ぎ、経済指標も悪くなく徐々に買い戻されるかたちとなってきました。

FEDの使命である雇用は、失業率とNFPではほぼ達成されたと良いですので、今度は物価の安定に努めなければなりません。先日発表された米国の消費者物価指数(コア)は前年比2.3%。米国の物価上昇率の目途は2%程度ですので、次の利上げを行うべきでしょう。

このまま大きな事件の無いままで4月14日の米国の消費者物価指数がこの水準であれば、4月27日のFOMCで利上げが行われる可能性は高いとみています。

ドル安により米国企業の収益も改善

昨年夏ころから、ドル高による米国企業の収益悪化が問題視されていました。

それが昨年末より、米国の主要貿易輸出国であるEU、カナダ、メキシコ、日本の通貨安により、そのドル高が是正されてきている状態。
原油価格の落ち着きもあり企業決算は幾分回復すると思われます。NYダウは年初の暴落はなかったかのごとく値を戻してきており、主要各国のなかではかなり強い動きをみせています。
つまり、株式相場のけん引役は米国と見て良さそうです。

そんななか、今週は大手外銀がドル円や上方向のオプションを買っているというニュースもあり、それに連動してドル円はしっかりと上昇しています。

昨日の欧州市場で弱含んでしまったのは、イースター休暇を前にテロを警戒してだと思われるので仕方のないこと。米国市場が上げて終えたことを考えると、今度も米ドルは強いとみて良さそうです。

ドル円は114円まで軽い?

テクニカル的には、3月は112.20円が節目となっており、その下が1円60銭ありました。そこを抜けてきておりますので、倍返しで1円60銭上昇したとするとターゲットは113.80円。これは今夜にも到達すると見込んでいます。

ドル円4時間

今夜の米国のGDP(確報値)は、多少悪いのが出てもこの時期らしく雪のせいにされ無事通過するのでしょう。

そうなると、ドル円が上げてくると月曜日の日経平均は上げやすくなり、これまで突破できていなかった17,300円の突破に期待が掛かります。

今週半ばから東京市場では輸出の売りも見られなくなっているようですので、東京時間の上値は軽いでしょう。
久しぶりに、ドル円が上がると日経平均が上がりドル円が上がる。。といった好循環が来るのではないでしょうか。

113円台後半のFOMC前のまで戻ったところで少しもみ合った後、2月15日の114.80円を目指してまだまだ2円近くの上昇が見込めるとみています。

現在、ドル円の日足は5日連続陽線。あと2日陽線が出て7日連続陽線になることを期待していきます。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」