ドル円の上昇はどこまで続く?

【著者】

10月中旬まではドル高?

ドル円は2006年8月以来の110円台のせとなりました。

今現在は一旦達成感が出たことなどからやや反落していますが、109円台半ばからは再び買いが控えていると考えられます。

このところのドル円の上昇は、クロス円でむしろ円高になっているものが多いことからもわかるように「円安」の進行ではなく「ドル高」の進行が主導しています。そういった意味では全般的な「ドル高」の動きが続けば110円という節目をつけたとしてもさらに上昇を続け、2008年8月の高値110.65円付近を早々に上抜ける可能性が高いと予想できます。

ただ、10月には米財務省が議会に対して「半期為替報告書」を提出しますので、ここで最近のドル高についてなんらかの指摘があるかもしれないことや、10月にはヘッジファンドなどの決算を前にしたポジションの解消が出やすいことを考えると、今月の上旬から中旬に一旦ドルの高値を付ける可能性が高いと考えられます。

ただ、ユーロに関しては、ECB量的緩和への取り組みといった個別の材料がありますので、他の通貨に対してドル高が一服してもユーロ安は継続するのではないでしょうか?

<本記事ご協力>
チーフストラテジスト 高野やすのり様

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト