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リスク回避後退、ドル買い強まる_8/28

【著者】

混乱は収束したのか?

昨日の海外時間には、リスク回避が後退し、米長期金利と原油相場が上昇してドル買いが強まりました。

欧州時間、特段の材料はありませんでしたが、欧州株が全般的に買われる中、リスク回避が後退しドル買いとユーロ売りが強まって、ドル円は120.50円台まで上昇しユーロドルは1.1270台まで下落しました。しかしその後米長期金利がやや低下したことから円買いが強まってドル円は120.10円台まで、ユーロ円は135.60円付近まで下落し、ユーロドルは1.1300台まで上昇しました。

NY時間にはいって、発表された米・第2四半期GDP(改定値)などが予想よりも強い結果だったことから米長期金利が上昇し、ドル買いが強まって、ドル円は120.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.1220台まで、ユーロ円も125.20円台まで下落しました。

NY時間午後にかけて、原油相場が大きく上昇する中、各国株価も上昇したことから円売りが強まって、ドル円は121.40円付近まで、ユーロ円は136.20円台まで上昇しました。

NY時間引けにかけては、米長期金利がやや反落したことからドル円は120.50円台まで、ユーロ円も135.80円台まで反落する場面もありましたが、米長期金利が持ち直したことからドル円は121.20円台まで、ユーロ円も136.20円台まで反発しました。

今日の海外時間には、英・第2四半期GDP、ユーロ圏・8月業況判断指数、独・8月消費者物価指数、米・7月個人所得/個人支出、米・7月PCEコア・デフレータ、米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表と、ブラード・セントルイス連銀総裁、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁のインタビュー、が予定されています。

今週月曜日には、リスク回避の急速な高まりから一時NYダウは1000ドル以上、ドル円は116円台前半まで下落しました。しかしNYダウは木曜日にはその下げを全て取戻し、ドル円も月曜日の東京時間と同じ水準まで値を戻しました。この間一時37ドル台まで下落した原油相場も大きく反発して43ドル近くと今月前半の水準まで反発しています。月末が迫る中、一旦今回の混乱は収束したように見えます。来週は米雇用統計の発表があり、このまま混乱が収まれば市場の注目は再び9月にFOMCが利上げを決定するか否かに向くでしょう。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト