マーケット

米GDP上方修正でリスクオフモード後退(2015/8/28)

【著者】

昨日からの流れ

昨日は株式市場が前日のNY市場の流れを引き継ぎ、株式市場が総じて底堅い動きとなったこともあり、これまで進んだリスクオフの巻き戻しの動きが活発化する動きとなりました。その流れを後押しするように米国GDP改定値が市場予想より強い上方修正となり、リスクオンモードを後押し。ドル円上昇、ユーロドル下落、資源価格も反発となったため豪ドルなどの資源国通貨も底堅い動きとなっています。その他、米国時間に発表となった新規失業保険申請件数も市場予想よりも強い結果となり米国の労働市場の強さを印象付けました。米国の9月利上げ観測は低下しているものの、昨日のGDPの結果や新規失業保険申請件数の底堅い動きを受けて微かに残っているといったとこでしょうか。

本日の注目材料

本日はアジア時間の中国の工業利益に少し注目です。普段はインパクトの薄い経済指標ですが、中国の景気減速が注目されているため、予想以上にインパクトがあるかもしれません。欧州時間は英国のGDPの改定値、ドイツの消費者物価指数の発表が予定されています。ここにきてECB関係者からのインフレ目標達成を脅かされるようであれば追加措置とのコメントがちらほら出てきているため、昨今注目度が薄れていたドイツの消費者物価指数、また来週のユーロ圏の消費者物価指数の注目度がやや上がってくるかもしれません。米国時間は個人消費支出、コアPCEデフレーターに注目が集まるほか、FOMCメンバーのコメント機会が多数予定されており、昨今の世界株安や原油安の利上げ開始への影響、昨日のGDP改定値の評価などのコメントに注目が集まります。

本日の予定

08:05 英8月GFK消費者信頼感
08:30 日7月失業率
08:30 日7月全国消費者物価指数
10:30 中国7月工業利益
14:45 スイス46月期GDP統計
15:45 仏7月生産者物価指数
17:30 英46月期GDP統計(改定値)
18:00 ユーロ圏8月消費者信頼感(確報値)
20:30ブラード・セントルイス連銀総裁(投票権なし)コメント機会
21:00 独8月消費者物価指数(速報値)
21:30 加7月鉱工業製品価格
21:30 加7月原料価格指数
21:30 米7月個人所得・個人消費支出
21:30 米7月コアPCEデフレーター
22:15 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(投票権なし)コメント機会
22:15 メスター・クリーブランド連銀総裁(投票権なし)コメント機会
23:00 米8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
27:15 ロックハート・アトランタ連銀総裁(投票権あり)コメント機会

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト