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英国民投票を巡る噂で右往左往

【著者】

神経質な相場続く

昨日の海外時間には、イギリスの世論調査で残留派が多数となったとの噂でポンド買い、円売りが強まる場面もありましたが、実際は離脱派が多数を占めたことから円が買い戻されました。

欧州時間序盤、東京時間終盤に円買いが強まった反動もあって、米長期金利が上昇するなか円売りが優勢となって、ドル円(USD/JPY)は106.20円台まで、ユーロ円(EUR/JPY)は119.70円台まで上昇しました。
しかし米長期金利が反落すると円も買い戻され、ドル円は105.80円台まで、ユーロ円は119.20円台まで反落しました。その後再び米長期金利が上昇したことからドル円は106.10円台まで、ユーロ円は119.60円台まで上昇しました。

NY時間にはいって、原油相場がこの日の安値を更新する動きとなると、リスク回避の動きでドル買い円買いが強まって、ドル円は105.90円台まで、ユーロドルは1.1230台まで、ユーロ円は119.10円台まで下落しました。

しかし、一部で「最新の英世論調査で、残留支持が離脱支持を上回った」との噂が広まったことからポンドが急伸し、ユーロもつれ高となってユーロドルは1.1300台まで、ユーロ円は120.30円台まで、ドル円も106.50円台まで上昇しました。(調査会社のサーバーが過剰アクセスでダウンし、過去の調査結果が最新の物と混同された模様)

世論調査の結果が噂であるとの認識が広まると、この場面で急上昇した原油相場が反落し、円も買い戻され、ドル円は106.00円台まで、ユーロ円は119.60円台まで、ユーロドル(EUR/USD)も1.1270台まで反落しました。なおNY時間午後に発表された世論調査の結果では離脱支持が残留支持を上回っていました。

東京時間には、日経平均が上昇して円売りが強まる場面もありましたが、その後日経平均が下落し円買いが強まっています。

今日の海外時間には、英・5月生産者/消費者/小売物価指数、ユーロ圏・4月鉱工業生産、米・5月小売売上高、米・5月輸入物価指数の発表が予定されています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト