マーケット

米耐久財受注、消費者信頼感指数など

【著者】

昨日からの流れ

昨日はドルが軟調な推移となりました。先週末にドル円で大きく円売り、ドル買いが進んだ反動で利益確定売りに押され、ドル売りが強まったほか、米国時間に発表された新築住宅販売件数が市場予想を下回る結果となったこともドルの上値を圧迫する材料となりました。ただし、FOMCや日銀の金融政策決定会合など、今週は重要なイベントがつくこともあり、市場は様子見モードが出始めているようにも感じられ、穏やかな相場が続いています。
また、ブックメーカーの予想で英国のEU離脱の支持が低下したことを受けて、ポンドが底堅い推移となったほか、株式市場や原油市場は利益確定売りに押されてか軟調な推移となり、資源国通貨の上値を圧迫しています。

主要通貨ペアの推移(2016/4/26)

USDJPY

ドル円(USD/JPY)は利食い売りに押され、下値を探る動きとなりましたが、110.84付近で下げ渋る動きとなり、111円台に押し戻す動きとなっています。底も硬いが上値も重い状態となっており、もう一段の調整が入る可能性も十分に考えられ、本日は上下双方向への警戒が必要と考えられます。

本日は方向感を見極めるためにも、昨日のサポートとなった110.84付近と金曜日のレジスタンスに近く、節目となる120.00付近をどちらに抜けていくかを見守りたいところです。

ドル円

EURUSD

ユーロドルは1.1200に迫るところで下げ渋る動きとなり、1.12台後半まで戻す動きとなっています。日足チャートを見ると高値を更新できず、上値の重さが意識されるような動きとなっており、切りの良い1.1200をしっかりと割り込む動きとなると下落が勢い付きそうな状態となっているため、本日は1.1200を守れるかどうかに注目したいところです。上方向は依然として1.15が昨年からの強力なレジスタンスとして控え、先週はその手前の1.1400がレジスタンスとなっています。上昇となった場合には、まず、この1.1400を上抜けることができるかどうかで、上昇の力を探っていきたいです。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円(EUR/JPY)は調整売りに押されるも底の方さを見せ、なんとか125円台での推移が続いているものの125.50付近では上値が詰まる動きとなっています。本日は現在の揉み合いが続いている124.80-125.50付近のレンジを上下どちらに抜けていくかで方向感を探っていきたいところです。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルは底堅い推移となり、一時1.45台に乗せる動きとなりましたが伸び悩む動きとなっています。同水準では3月にも上値を抑えられている水準であるため、1.452付近をしっかりと上抜ける動きとなると上昇圧力がさらに勢い付く可能性が挙げられます。
市場では依然として売りポジションが溜まっていることが想定されるため、それらが絞り出され、先日のドル円のようにショートスクイーズ状態となると、短時間での大きな上昇となる可能性があるため、注意が必要です。

ポンドドル

AUDUSD

豪ドルは下げ渋る動きとなり、調整に一服感が出てきてるようにも見られます。2月からの安値を結んだトレンドラインに接近していることもあり、この付近で下げ止まるようであれば再度0.8を目指した上昇基調に転じる可能性が浮上します。逆に、トレンドラインを割り込むような動きとなると調整が長引く可能性が浮上するため、注意が必要です。

豪ドル

本日の注目材料

本日は米国時間に米国耐久財受注、サービス業PMI、消費者信頼感指数指数などの発表が予定されています。耐久財受注はドル高や原油安の影響で弱い結果が続いており、反発の兆しが見られるかどうかに注目が集まります。
サービス業PMIは注目度はそれほど高くない経済指標ですが、ISM非製造業景況指数の前哨戦として、弱い結果となってしまうと、ドルの上値を圧迫する材料になりうると考えられます。
消費者信頼感指数は先行するミシガン大の消費者信頼感指数が伸び悩む結果となっているため、下振れに注意したいところですが、逆にポジティブな結果となるとインパクトが多少大きくなるかもしれません。

また、米国時間にはワイトマンドイツ連銀総裁やコンスタンシオECB副総裁など要人のコメント機会が多く予定されているため、一応の注意が必要です。
また、引き続き、不安定な推移となっている原油価格の動向にも注意が必要です。そして、明日にFOMCの結果発表を控えているため、徐々に様子見モードが強まることも想定されます。

本日の予定

21:30 米3月耐久財受注 
21:40 ポロズBOC総裁講演
22:00 米2月SP/ケースシラー住宅価格指数
22:45 米4月マークイット総合PMI・サービス業PMI(速報値) 
23:00 米4月消費者信頼感指数 
23:00 米4月リッチモンド連銀製造業指数
翌1:00 マックレムBOC上級副総裁講演
翌1:00 ワイトマン独連銀総裁講演
翌2:00 米5年債入札
翌2:00 カンリフBOE副総裁講演
翌2:00 コンスタンシオECB副総裁コメント機会

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト