今夜は雇用統計

昨日からの流れ

ゴールデンウィーク後半は円高、ドル高基調となりました。ドル円は一時105円台に突入するところまで押し込まれた後、下げ渋り、107円台まで戻す動きとなっています。ユーロポンドはゴールデンウィーク序盤には対ドルで底堅い推移となったものの、後半は失速する動きとなっています。根強い英国のEU離脱懸念やユーロ圏経済見通しの下方修正、スペインの議会解散で総選挙が意識されたことなどが売り材料として挙げられます。

また、RBAがサプライズ利下げを行ったこともあり、豪ドルは軟調な推移が続き、対ドルでは0.75を割り込むところまで押し込まれる動きとなっています。先週まで対ドルで底堅い推移となっていたカナダドルも、カナダの貿易収支が拡大したことを嫌気して売りが強まっています。

主要通貨ペアの推移(2016/5/6)

USDJPY

ドル円(USD/JPY)は105円台まで下落後、下げ止まり、ジリジリと反発する動きとなっていますが、107.50付近がレジスタンスとなり、上値を阻まれ伸び悩んでいます。本日はまず、このレジスタンスとなっている107.50付近を上抜けることができるかどうかに注目したいところです。しっかりと上抜ける動きとなると短期のストップ買いも絡め、短期的に反発が強まることが予想されます。

また、本日は米国雇用統計の発表が予定されており、発表前後は上下に振れる可能性があるため、注意が必要です。

ドル円

EURUSD

堅調な推移が続き、レジスタンスとなっていた1.15を突破し、ストップ買いを絡め、1.16台に乗せるところまで上昇したものの、反落する動きとなっています。本日は4月後半のレジスタンスとなっていた1.14付近で下げ止まることができるかどうかに注目したいところです。この水準やトレンドラインに接近するところでしっかりと踏ん張ることができれば、再度高値を目指トライへの期待が高まると考えられます。

また、本日は米国雇用統計の発表が予定されており、発表前後は上下に振れる可能性があるため、注意が必要です。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円(EUR/JPY)は急落後は方向感を欠く動きが続き、121.60-123.55付近での小動きとなっています。日足チャートを見ると大きな流れでは、徐々に下落の勢いが弱まっているようにも見え、この付近で踏ん張る動きが続くようであれば、流れが変わる可能性もありそうです。本日は5月に入り守っている122円台をしっかりと守れるかどうかに注目したいところです。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルはレジスタンスとなっていた1.467付近を突破し、1.47台後半まで上値を伸ばす動きとなったものの、その後は反落となり、1.45を割り込むところまで下落する動きとなりました。徐々に下落の勢いが弱まっていることもあり、本日は昨日のサポートとなっった1.445付近をしっかり守れるか、上方向はしっかりと1.45台に戻せるかどうかで方向感を探っていきたいところです。

また、本日は米国雇用統計の発表が予定されており、発表前後は上下に振れる可能性があるため、注意が必要です。

ポンドドル

AUDUSD

豪ドルはRBAのサプライズ利下げで大きく下落後、下げ渋る動きとなっていますが、上値の重さも残る状態が続いています。サポートとなっている0.745付近を割り込んでしまうようであれば、もう一段下落となる可能性も十分に考えられるため、注意が必要です。また、下落後は0.75を少し上抜けたところがレジスタンスとなっており、この付近をしっかりと上抜けるとストップ買いを絡めた反発が強まることが想定されます。

また、本日は米国雇用統計の発表が予定されており、発表前後は上下に振れる可能性があるため、注意が必要です。

豪ドル

本日の注目材料

本日は米国時間に米国の雇用統計の発表が予定されています。先行する新規失業保険申請件数は多少のブレはあるものの安定推移を続け、またISMの雇用指数は前月よりも改善となりましたが、前哨戦となるADP雇用統計では雇用者数が伸び悩み、少し不安が残る状態となっています。

ADPが若干弱い結果となったことで市場の期待度は多少低下していると考えられますが、それでも市場もFEDも労働市場は安定していると考えているため、それが覆されるような結果となってしまうと、6月利上げ観測は大きく後退し、ドル売りが強まると考えられます。

本日の予定

10:30 豪準備銀行(RBA)四半期金融政策報告
17:00 マクチ・スロバキア中銀総裁講演
19:00 トゥスクEU大統領、ユンケル欧州委員長、シュルツ欧州議会議長講演
21:10 ユンケル欧州委員長、シュルツ欧州議会議長記者会見
21:30 米4月雇用統計
21:30 加4月雇用統計
23:00 加4月Ivey購買部景況指数
翌0:00 シェンブリBOC副総裁講演
翌0:00 ビスコ伊中銀総裁講演
翌4:00 米3月消費者信用残高

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト