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第二チャイナショック!? 2016年1月相場をまとめてみた【第2回目】

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第二チャイナショック!?2016年1月相場の現状をまとめてみた【第1回】

原油価格下落も止まらない!

さて、先日の第二チャイナショック記事はいかがでしたでしょうか。
あくまでも僕の妄想であり、予測の範囲内でありますが、似たような事象が実現すると思っております。
その答え合わせは1年後にしたいと思います。

さて、本日は世界のもう一つのリスク要因である原油の話です。
先日、原油価格がついに30ドルを割れました。世界中の投資銀行は、今年の原油の予想価格を下方修正し、20ドル割れに設定しているところが多いようです。10ドル近辺まで下落するという銀行も出てきているようです。

なぜ、ここまで原油安になってしまったのでしょうか?

2014年上半期、WTI原油は100ドル以上あった。

個人的に考える原油価格の分岐点は、2013年ごろからだと思われます。
2013年初めは、豪ドルやNZドルなどの通貨が比較的高い水準にあり、それらの下落相場がスタートした年でもあります。金や銅などのコモデティ価格がバブル状態にあり、それらがの価格が徐々に是正され始めてきたタイミングでした。

最初に崩れてきたのは金価格、そしてシルバー、プラチナ、銅といった貴金属類が中心でした。

4商品(出所:GMOクリック証券 CFDプラチナチャート)

このときに通貨で如実だったのは、ブラジルレアル、ロシアルーブルでしょう。BRICsの2か国が崩れ始めました。

その後、中国経済が徐々に怪しくなってきて、原油価格もジリジリ値を下げました。それでも2014年前半は、まだ100ドル台で推移。当時は貴金属中心だったため、原油にはそれほど影響を及ぼしておりませんでした。

しかし、ここから米国のシェールオイルの攻勢が始まります。当時は原油価格が50~60ドルならシェールオイルの採算があうと、採掘量を増やしてきました。米国内でもシェールバブルが勃発。今でこそ、いくつかの企業が倒産してしまいましたが、残った企業はうまく、採掘技術をそろえてコストに見合った生産ができる状態でした。

そして、2016年までにはアメリカは原油輸出国になれるとの試算が出ておりました。

この時期が徐々に近づくにつれて、原油価格が80ドルを割れ始めます。

原油CFD(出所:GMOクリック証券 商品CFD)

そして、2014年11月にOPEC総会がありました。当初、市場は原油価格維持のために、OPECは減産に動くと予想していました。しかし、原油の減産をしないと発表を行いました。

これには様々な憶測が飛びましたが、この決定は確実にシェールオイルの価格競争に先手を打つための施策だったと思われます。これが今現在に至る、暴落の根本の原因だったと思われます。そもそもここで減産していれば、もう少し今の価格よりは上だったと思います。

OPEC総会の発表の後、原油価格は一気に暴落しました。この総会が発端で原油バブル崩壊の引き金となったのは間違いがないと思います。

その後、60ドルを割れて、50ドルを割れて、40ドル台に突っ込みました。昨年、一時的に60ドル台近辺まで戻りを見せる場面もありましたが、敢え無く下落。

しまいに2015年12月のOPEC総会では、どこの国も『お前のところが減産しろ!お前のところが減産しろ!』と、ただの口論会となり、何も決められることが出来なかった模様です。
よって、OPECは2年連続で同じ過ちを犯したことになります。

この動きを即察知して、僕は40~42ドル台で原油を追加で売り、そしてカナダ円も売りました。
カナダ円(出所:GMOクリック証券 FXneo プラチナチャート+)

そのあと、下落を続けて、現在のプライスで推移をしております。

個人的には、シェールオイルの脅威にさらされて、原油価格を無理やり操作しようとしたのだと思います。
それがあまりの暴落により、コントロール力を失ってしまいました。

先日、サウジアラビアがイランと国交を拒否したり、ロシアがどこかを爆撃をしたりと、最近は原油価格高騰につながるようなニュースが出ておりましたが、まったく原油価格は反応しておりません。
それだけ、シェールオイルの実需的な脅威があるからではないでしょうか。

米国にとっても、ここまで原油価格が下がられては困ることも多いはずです。それでも好都合だったこともいくつかあります。

それは次回、第三回目にお話ししようと思います。

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ひろぴー

ひろぴー

一般サラリーマンとして働く傍ら、ライフスタイルに合わせた必要最小限の時間で資産を増やすことについて日夜研究考察を進め、トレード大会で優勝したり、メディア出演も多数あり、その実力は本物。 有名トレーダーの手法を取り入れ、自己流にアレンジするハイブリッド手法を得意とし、ファンダメンタルズもテクニカルも直感も全て磨きをかけているFXマン