ECB債券買入れの条件を緩和でユーロ売り_20150904

今晩は米雇用統計

昨日の海外時間には、ドラギECB総裁が量的緩和策の修正を発表したことからユーロ売りが強まりました。

欧州時間、ECB理事会の発表を控えて全般的に小動きとなる中やや円買いが強まって、ドル円は120.20円付近まで、ユーロ円は134.90円台まで下落しました。ECB理事会は予想通り金融政策の据え置きを発表しましたがそれほど大きな影響はありませんでした。

NY時間にはいって、ECBのドラギ総裁が会見を行い「公的部門の債券1銘柄についてECBが購入できる割合の上限を発行残高の33%と、従来の25%から引き上げる」」「(最近の経済混乱に伴う)影響、永続的なものか見極めた上で、追加策の是非を決めていく」「資産買い入れプログラムは中期目標である2%弱に整合する水準までインフレ軌道に持続的な調整が見られるまで、必要なら延長する」などと述べたことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.1100台まで下落し、ユーロ円は133.10円台まで下落しました。この間ドル円は円買いが強まったことから一旦119.60円台まで下落しましたが、各国株価が上昇したことからすぐに120.40円付近まで反発しました。

その後NY時間午後にかけて、ドラギ総裁会見をきっかけに上昇していた原油相場が急反落したことからドル売りが強まって、ドル円は119.70円台まで下落し、ユーロドルは1.1140付近まで上昇しました。

東京時間にはいってから、日経平均が下落し、米長期金利が低下していることから円買いが強まっています。

今日の海外時間には、米・8月雇用統計の発表があるほか、独・7月製造業受注の発表が予定されています。

今晩発表される米・8月雇用統計の主な予想は、失業率5.2%、非農業部門雇用者数+21.7万人、平均時給+0.2%、労働参加率62.7%などとなっています。予想を下回った場合は、9月利上げの可能性がさらに遠のいたとしてドル売りが強まると予想できます。

<本記事ご協力>
チーフストラテジスト 高野やすのり様

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト