各国株価下落で全般的なドル売り_09/01

原油相場はサポートライン回復

昨日の海外時間には、原油相場が大幅続伸する中、為替市場は小動きでしたが、東京時間にはいってから各国株価が下落しドル売りが強まりました。

欧州時間序盤、欧州株式が下落したことなどからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.1190台まで、ユーロ円は135.70円台まで下落し、ドル円は121.30台まで強含みました。その後欧州株は反発したものの、ユーロの戻りは鈍くレンジ取引となりました。

NY時間にはいって、一旦ユーロの買戻しが強まって、ユーロドルは1.1240台、ユーロ円は136.20円まで上昇し、ドル円は121.00円台まで下落しました。その後米長期金利が上昇したことからドル買いが優勢となって、ドル円は121.40円台まで上昇し、ユーロドルは1.1180付近まで下落しました。

NY時間午後にかけて、OPECが「原油生産量の更なる増加と市場における「投機」の動きによって、原油価格が低下圧力にさらされ続けていることを懸念」と発表したことから、原油価格が急騰し、ユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.1240付近まで、ユーロ円は136.10円台まで上昇し、ドル円は121.10円付近まで小緩みました。

東京時間にはいってから米長期金利が小緩む中、NYダウ先物、日経平均が大きく下落していることから全般的にドル売りが強まっています。

今日の海外時間には、独・8月雇用統計、ユーロ圏・8月製造業PMI、英・8月製造業PMI、ユーロ圏・7月失業率、米・8月ISM製造業景況指数、米・7月建設支出の発表が予定されています。

昨日のNY時間には、これまでリスク回避の象徴だった原油相場が上昇する中最近であればドル買いが強まってもおかしくありませんでしたが、セオリー通りに原油買いドル売りに反応して、米長期金利が上昇したにも関わらずドル売りが優勢でした。その原油相場は超長期の月足チャートでは、リーマンショックでも下抜けなかったサポートを8月初めから下まわっていましたが、月末の3日間の上昇で回復して引けています。今日の東京時間を見る限り、未だ株式市場は不安定な状態が続いていますが、落ち着きを取り戻せば、米金利動向や原油相場動向に素直な反応を取り戻すのではないでしょうか。

<本記事ご協力>
チーフストラテジスト 高野やすのり様

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト