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「独連銀緩和策を支持する用意」でユーロ売り

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外国為替マーケット情報|2014/05/14

独・5月ZEW期待指数弱い結果h3
昨日の海外時間には、発表された独・5月ZEW期待指数弱い結果だったことと、独連銀が追加緩和を支持する、と報じられたことからユーロ売りが強まりました。

欧州時間序盤、欧州株が高く寄り付いたことなどからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3770台まで、ユーロ円は140.90円台まで上昇しました。

注目されていた独・5月ZEW期待指数が、33.1と予想(40)よりも大きく落ち込んだことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3740付近まで、ユーロ円は140.50円台まで下落しました。さらにWSJ紙が関係者の話として「ドイツ連銀はユーロ圏の極端な低インフレに対抗する上で必要ならば、マイナスの預金金利や銀行融資買い取りといった緩和策を支持する用意がある」と報じたことからユーロ売りが一段と強まって、ユーロドルは1.3700付近まで、ユーロ円は140.10円台まで下落幅を拡大しました。この間ドル円は102.20円台後半を中心とした狭いレンジ内の取引きが続きました。

NY時間にはいって、発表された米・4月小売売上高が予想を下回ったことから米長期金利が下落しドル売りが強まって、ドル円は102.00円台まで下落し、ユーロドルは1.3730付近まで反発しました。

NY時間午後にかけても米長期金利は低下しましたが、NYダウなどが堅調に推移したことからドルが買い戻され、ドル円は102.30円台まで反発し、ユーロドルは1.3680台まで下落しました。

東京時間にはいってからは、日経平均が軟調に推移していることから円買いがやや強まっています。

今日の海外時間には英・4月雇用統計、ユーロ圏・3月鉱工業生産、米・4月生産者物価指数の発表があるほか、英中銀四半期インフレ報告の公表が予定されています。

今日公表される英中銀四半期インフレ報告ではGDP見通しが上方修正される一方、失業率とインフレの見通しが下方修正されると見られています。経済は好調な一方でインフレ率が低い状態が続くとの想定化で、利上げには慎重な表現が用いられると見られ、利上げ期待からポンド買いポジションが膨らんでいる現状を考えれば、ポンド売りに反応するのではないでしょうか。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト