方向感薄い(2015/9/11)

昨日からの流れ

昨日はアジア時間から株式市場は冴えない推移となっていましたが、NY時間には反発に転じる動きとなりました。米国時間に発表された新規失業保険申請件数は市場予想よりも少なく労働市場が引き続き安定していることを示唆する内容となってものの輸入物価指数は大きく低下となり、利上げ観測は一進一退の状態となっています。

為替相場ではドルが若干弱い状況ですが、大きな方向感はない状態となり、ドル円は121円台を維持できず、120円台後半で伸び悩み、ユーロドルは1.13手前での動きとなっています。

USDJPY

ドル円は完全に方向感の薄い推移となりました。上下にヒゲを残しNY時間は狭いレンジ内での推移となっています。121円台では上値が重く、120円台に押し戻される動きが続いています。本日は昨日の米国時間のレジスタンスとなった121.00、サポートとなっていた12o.50付近のどちらに抜けてくるかで方向感を探っていきたいところです。

ドル円

EURUSD

ユーロドルは欧州時間までは上値の重い動きとなりましたが、NY時間に入ると底堅い動きとなり、1.12台後半まで上昇する動きとなっていますが、1.13付近では上値の重い推移が続いています。1.13台前半では8月末から上値を抑えられているため、ここからの上昇するにはそれなりの力が必要と考えられます。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円は底堅い動きが続き、136円台を回復する動きとなっています。136円台回復後は136.00がサポートとして活躍しているため、本日はこの水準を守れるかどうかを、まずは注目したいところです。

日足チャートではV字回復状態となっており、また週末を控えているということもあり、そろそろ調整にも警戒が必要と考えられるため、下値を探りだしたときには注意が必要です。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルは欧州時間のBOEの発表にて、議事録にて利上げ賛成票が1票は入っていたことが確認されると買いで反応し、その後も底堅い推移が続き1.54台後半まで上昇する動きとなっています。

本日は昨日のNY時間のレジスタンスとなった1.548付近を突破できるかどうかに注目が集まります。サポート候補は昨日のBOE前後でのレジスタンスとなっていた節目の1.54が意識されると考えられます。

ポンドドル

AUDUSD

豪ドルはアジア時間に発表された豪雇用統計の雇用者数変化が市場予想を上回ったことを受けて上昇すると、その後も底堅い動きとなり、0.7台をしっかりと回復する動きとなりました。

本日はNY時間は0.70450.71の狭いレンジ内での推移となっているため、まずはこのレンジのどちらに抜けてくるかで方向感を探っていきたいところです。

豪ドル

本日の注目材料

本日は米国時間に生産者物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数の速報値の発表が予定されています。注目は生産者物価指数で原油価格下落などの影響で弱い結果となると米国の利上げ観測は後退となります。ただし、弱い結果となったとしても市場の反応は素直にドル売りになるかは難しく、株式市場の動向と併せて見守る必要があると考えられます。
また、週末に中国の経済指標、来週にFOMCを控える週末ということもあり、ポジション調整が入りやすい地合いということには注意が必要です。

本日の予定

07:30 NZ8月企業景況感
08:50 79月期景況判断BSI
15:00 独8月消費者物価指数(確報値)
21:30 米8月生産者物価指数
23:00 米9月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
翌3:00 米8月財政収支

9/13(日) 
14:30 中国8月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト