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資源国通貨の強さ目立つ

【著者】

昨日からの流れ

昨日は前日に続き資源価格や株式市場が底堅い動きとなり、リスクオンの動きが続き、円売り、対資源国通貨を中心にドル売りが進む展開となりました。また、米国時間に発表された住宅着工件数、建設許可件数が共に市場予想を下回る結果となったこともドルの上値を圧迫する材料となっています。ドル円は109円台を回復、豪ドルは対ドルで揉み合いを抜け出し、0.78台に乗せるところまで上昇する動きとなっています。

主要通貨ペアの推移(2016/4/20)

USDJPY

ドル円(USD/JPY)は底堅い推移となり、109円台を回復する動きとなりました。NY時間には109.00付近がサポートとなる動いとなっているため、本日はまず、この109.00を守れるかどうかにまずは注目したいところです。
日足チャートを見ると107.60-109.80付近を中心としたレンジ推移が続いており、抜け出すと抜け出した方向へ勢い付きそうな状態となっています。上は心理的節目となる110.00付近を上限と見てもいいかもしれません。

ドル円

EURUSD

ユーロドル(EUR/USD)は底堅い推移が続き、1.14に迫るところまで上昇し、その後は1.13台中盤まで戻す動きとなりました。日足チャートを見ると1.15手前がレジスタンスとなっており、1.15を突破すると上昇基調が強まりそうな気配がしていますが、1.15に迫るところではそれなりに抵抗があると考えられるため、接近してきた際は注意が必要です。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円(EUR/JPY)は底堅い推移となり、3月23日のサポートとなった124.60に迫る124.44付近まで上昇した後、失速する動きとなっています。その後は124.00を少し割り込んだところがサポートとして踏ん張る動きとなっているため、この水準をしっかりと守れるかどうかに本日は注目したいところです。割り込んでしまった際はその前に揉み合っていた123円台中盤などがサポート候補となりそうです。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルは底堅い動きとなり、保ち合いを抜け出し、また直近の高値となっていた1.435付近を上抜け、一時1.44台に乗せる動きとなりました。
保ち合いを抜け出してきたこともあり、上昇基調は強まっていると考えられ、次の上値のターゲットは1.4460や心理的節目となる1.4500などが意識されると考えられます。

ただし、直近で強い動きが続いているため、本日は調整売りにも少し注意したいところです。また、17:30には英国の小売売上の発表が予定されており、発表前後は不安定な推移となる可能性があるため、注意が必要です。

ポンドドル

AUDUSD

豪ドルは底堅い推移を続け、0.78台に乗せる動きとなりました。
3月からのレンジを抜け出したことで0.8を目指した上昇基調が続くというのがメインシナリオですが、短期的には上昇が続いているため、調整売りには少し注意が必要です。仮に、調整が強まった際はレジスタンスとなっていた0.774付近がサポート候補と考えられ、その付近で折り返すようであれば、再上昇の可能性は十分にあると考えられます。

豪ドル

本日の注目材料

本日は欧州時間に英国の雇用統計の発表が予定されています。注目は賃金の上昇率で、伸び悩む結果となってしまうとポンドの上値圧迫材料となる可能性が挙げられます。

米国時間は米国中古住宅販売件数の発表が予定されています。先行する中古住宅販売保留件数は底堅い結果となっていますが、昨日の住宅着工件数に続き、前回のような冴えない結果となってしまうと市場の意識が米国の景気減速懸念に向かう可能性はあると考えられます。

さらに、米国時間には週間の原油在庫の発表が予定されています。
仮に在庫が増加しているようであれば、直近で底堅さを見せていた原油に調整が入る可能性もあるため、発表前後の動きには警戒が必要です。
また、ユーロは明日にECB理事会を前に、ポジション調整なども入りやすく、神経質な動きとなることが想定されます。

本日の予定

08:50 日3月貿易収支 
16:45 ダイセルブルーム・ユーログループ議長講演
17:30 英3月雇用統計
19:00 ドラギECB総裁コメント機会
20:00 米MBA住宅ローン申請指数 
20:00 トルコ中銀政策金利発表 
21:30 加2月卸売売上高 
22:00 マカファーティ英MPC委員講演
23:00 米3月中古住宅販売件数 
23:00 ダイセルブルーム・ユーログループ議長、EU財務相会合の議題に関する協議に参加
23:30 米週間原油在庫 
翌5:15 ポロズBOC総裁、ウィルキンスBOC副総裁議会証言

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト