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株高、米長期金利高で円売り強まる 7/14

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外国為替マーケット情報|2014/07/15

イエレンFRB議長による議会証言

昨日の海外時間には、各国株価が堅調に推移し、ユーロ買いが強まり、米長期金利がやや上昇したこともあって円売りが強まりました。

欧州時間序盤、各国株価が堅調に推移したことから、ドル円は101.50円台まで、ユーロドルは1.3640付近まで、ユーロ円は138.40円付近まで上昇しました。その後株式市場が上げ渋る展開となると、ドル円は101.40円台まで、ユーロドルは1.3620付近まで、ユーロ円は138.20円台まで反落しました。

NY時間にはいって、特段の材料はありませんでしたが米長期金利が上昇したことからドル買いが優勢となって、ドル円は101.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.3610台まで下落しました。またドラギ・ECB総裁が「通貨高は回復の持続性へのリスク」「ECB理事会、必要なら非標準的手段を活用する用意があるとの姿勢で一致」などと述べたことからややユーロが売られ、ユーロドルは1.3600台まで、ユーロ円は138.20円台まで下落しました。

東京時間にはいって、日経平均が堅調に推移していることから円売りが優勢となっています。

今日の海外時間には英・6月生産者/消費者/小売物価指数、独・7月ZEW景況感調査、ユーロ圏・7月ZEW景況指数、米・6月小売売上高、米・6月輸入物価指数、米・7月NY連銀製造業景気指数の発表があるほか、カーニー・英中銀総裁の講演と、イエレン・米FRB議長の議会証言が予定されています。

今日発表される独・7月ZEW景況感調査期待指数は、大方の予想で7か月連続で悪化する見通しとなっています。短期的な影響は限定的なものにとどまると考えられますが、欧州の景況感の悪化はECBの追加緩和期待につながりユーロ売りを呼ぶものになると予想できます。
イエレンFRB議長による議会証言は、今日上院金融委員会、明日下院金融委員会で行われます。このところ地区連銀総裁による早期利上げ開始の論議が盛んになっていますが、それに対して慎重な見方が示唆されると米長期金利が低下し円買いが強まる可能性が高くなります。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト