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英国民投票まであと3日

【著者】

~イギリスは何故EU離脱を問うのか?

さて、いよいよイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票まであと3日になりました。

一般的な報道では、EUの残留は経済的な理由、EUからの離脱は移民問題と感情的な問題、というような論調が多いのですが、先週ご紹介したようにEUの歴史や、イギリスの歴史、コモンウェルスとの関係など、複雑な事情が重なり合って今の混沌とした状況になっていると考えられます。

週末に発表された、先週17、18日に調査を実施した最新の世論調査では、残留支持が45%と離脱支持の42%を3%ですが上回りました。
その結果を受けて、今日の東京市場ではリスク回避が一段落し、ポンド、ユーロが買い戻され、円、ドルが売られています。

この結果は前回と全く逆だそうですが、最後の3日間でどのように変化するのか予断を許しません。またスコットランド独立の国民投票の際には、事前の世論調査と実際の投票結果がかなり違っていたことから、蓋を開けてみないとわからない、というのが本当のところでしょう。

投票の当日23日には、ロンドン時間午後10時(東京時間24日朝6時)に投票が締め切られます。選挙でよく見られる出口調査は今回は行われないため、選挙管理委員会の発表を待つ事になります。最初の発表は東京時間24日朝8時半ごろと言われていますが、接戦となった場合、結果は東京時間正午ごろに判明する、と言われています。

当日はポンド絡みだけでなく、他の通貨ペアも含めて為替レートが不安定になったり、取引出来ない状況になる可能性があります。ストップ・ロスなどの注文も通常とは違って大きく乖離したレートで成立する可能性もありますので、事前にポジションを手仕舞うなどの対応をお願いしたいと思います。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト