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英国民投票は残留派優勢か?

【著者】

予断を許さない状況続く

先ほど東京時間6時に投票が締め切られた、イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票で、一部調査会社によれば残留派が勝利する見通し、との報道を受け一旦はポンド、ユーロの買戻しが強まってポンドドルは昨年12月以来となる1.50台乗せとなり、ポンド円も160円台を回復しました。

しかしその後の開票結果発表で、離脱派のリードが伝えられたとこに加え、一部で誤報があったこともあって、ポンドドルは1.43近辺まで、ポンド円は高値から13円以上急落して147円台半ばまで下落する場面がありました。

東京時間9時現在382地区中5地区の開票が確定していますが、僅差で離脱派がリードしています。

欧州時間、序盤から英国民投票に対する楽観的な見方が広がって各国株価が上昇したことから、ポンド買い、ユーロ買い、円売り、ドル売りが強まって、ポンドドルは1.4940台まで、ユーロドルは1.1420付近まで上昇しました。

NY時間にかけては原油相場と各国株価がが軟調に推移したことから、ポンドやユーロの利食い売りが優勢となって、ユーロドルは1.1340付近まで、ポンド円は155.60円台まで反落しました。

東京時間朝方、英国民投票締め切り直後に、世論調査会社YouGovが「残留支持52%、離脱支持48%」と報じたことからポンド買い、ユーロ買い、ドル売り、円売りが強まって、昨年12月以来となる1.50台乗せとなり、ポンド円も160円台にのせ、ドル円も106.80円付近まで上昇しました。

しかしその後実際の開票結果で、離脱派が予想を上回る勢いを見せていることから、ポンド売り、ユーロ売り、円買い、ドル買いが優勢となっています。

午前9時過ぎ時点では、正式に開票結果が発表されたのは382地区中わずか5地区となっており、まだまだ結果がどうなるのか予断を許さない状況となっています。

為替市場は、通常時に比べ流動性がかなり減少しており、インターバンク市場も含めスプレッドも非常に広くなっています。今後ともこういった状況が続く事が予想されますので、くれぐれもリスク管理に注意してください。

今日の海外時間には、独・6月IFO景況指数、米・5月耐久財受注、米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)の発表が予定されています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト