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ポンド円はどこまで下がるのか?

【著者】

112円台の可能性も

昨日行われた、BOE(英中銀)MPC(金融政策委員会)では、予想以上の緩和策が決定されました。また大半の委員が年内に政策金利を「ゼロを若干上回る水準まで」引き下げる可能性を想定している、として追加利下げを示唆しました。その為ポンドは全面安となっています。

ポンド円を見ると、イギリスのEU離脱を巡る国民投票が行われた東京時間6月24日の朝方に160円付近まで上昇したあと、EU離脱が決定し、7月6日には128円台まで下落しました。その間の下落幅は約31.3円に及びました。

その後7月15日に戻り高値143円台を示現して、昨日132円台まで下がっています。昨日のBOEの追加利下げまでは、128円台から143円台までの上昇幅の61.8%押しにあたる134円台で下げ止まっていましたが、そこを割り込んだことで、再度128円台の安値を試す可能性が高まっています。

もし前回の安値を割り込んだ場合は。、ポイントアンドフィギュア・チャートのメジャード・ムーブという計算の仕方をすると、戻り高値の143.20円から最初の下落幅31.3円を引いた112円付近が下値の目標値になります。

ただ、リーマンショック後の安値118円や、その後の欧州の混乱によって円高が進んだ2011年秋の安値116円などがありますので、そのあたりで下げ止まる可能性もあります。

いずれにしても今から15円程度の下落の可能性がありますので、値ごろ感からのロングだけは慎みたいところです。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト