マーケット

トランプ・ラリーは続くのか?

【著者】

ドル・インデックス上値重い?

ご存じのように先週の米大統領選挙で、大方の市場関係者の予想を裏切ってトランプ候補が次期アメリカ大統領に選ばれました。

その後もマスコミにはなんだかんだ悪口を言われていますが、選挙当日の東京時間こそリスク回避で株式、ドル円とも急落しましたが、欧州時間から昨日までは、多少停滞する場面はありましたがほぼ一本調子でドルも株式市場も上昇が続いています。
この間米長期金利は1.7%台から2.3%乗せまで大きく上昇していて、いわゆるリスク選好(もしくはリスク回避の後退)の状況が続いています。ここまでの動きだけを素直に見れば、市場はトランプ新大統領を歓迎していると言えます。

ほとんど無視されていましたが、一部の世論調査ではトランプ氏の支持層はクリントン氏の支持層に比べ(金額の大小はともかく)投資をしている人が多いという結果もあって、そういった人々が素直にトランプ新大統領と上下院を制した共和党の政策を支持していると考えられます。

ここまで、当選が決まってからはトランプ氏個人の言動はかなり変化していることは確かで、その意味では不確実性は減っていると思いますが、そうは言ってもまだまだ人事を含めほとんど何も決まっていない状況で、共和党との関係も不透明なままです。

ドル指数は、2015年から何度から試して向けられていない100近辺に達していますが、ここを上抜けしてさらに上昇する為には、政権に関してもっとはっきりした見通しが立つか、FOMCによる予想以上の利上げの見通しが示されるかが必要かもしれません。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
■メッセージ等はこちら
>>高野やすのり様プロフィールページ

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト