アメリカ、シリアにミサイル攻撃

【著者】

リスク回避で円買い強まる

昨日の海外時間には、米長期金利が上昇したことから円売りが優勢となりましたが、東京時間10時過ぎに「アメリカ軍がシリアの軍事施設に対し攻撃をした」と報じられたことから一気に円買いが強まっています。

欧州時間序盤、ドラギECB総裁が

ECBの金利と資産購入、フォワードガイダンスという政策スタンスの組み合わせに何らかの変更を加える前に、インフレに関する十分な確信を得る必要あがある」
「現段階で金融政策スタンスを見直す必要はない」

などと述べたことからユーロが急落し、ユーロドル(EUR/USD)は1.0620台まで、ユーロ円(EUR/JPY)は117.30円まで下落しました。しかし売りが一巡するとすぐに買戻しが強まって、ユーロドルは1.0670台まで、ユーロ円は118.40円台まで反発しました。この間ドル円は米長期金利が上昇したことから110.90円台まで上昇しました。

NY時間序盤、米長期金利がやや下落したことから円の買戻しが優勢となって、ドル円(EUR/JPY)は110.60円台まで、ユーロ円は117.90円台まで反落しました。その後米長期金利は再び上昇傾向となって、全般的にドル買いが優勢となると、ドル円は111.10円台まで上昇し、ユーロドルは1.0640台まで下落しました。

NY時間午後にかけて、米長期金利が反落したことから再び円買いが優勢となってドル円は110.70円台まで、ユーロ円は117.80円台まで下落しました。この間ユーロドルは1.0640付近の小動きとなりました。

今日東京時間10時過ぎ「アメリカ軍がシリアのアサド政権が化学兵器を使用した事に対する対抗措置としてシリアの軍事施設に対し、トマホーク・ミサイル約60発を使った攻撃をした」と報じられると、リスク回避の動きで米長期金利が急低下して円が急騰しています。

今日の海外時間には、米・3月雇用統計の発表があるほか、独・2月鉱工業生産、独・2月貿易収支/経常収支、英・2月鉱工業生産、英・2月貿易収支の発表があります。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト