引き続き地政学的リスクが強く意識される展開

【著者】

週末も緊張感ぬぐえず

昨日の海外時間には、イースター休暇を前に円が売り戻される場面もありましたが、NY時間に「アメリカ軍がアフガニスタンのトンネル施設を攻撃」と報じられたことから再び円買いが強まりました。

東京時間終盤から欧州時間序盤にかけて、日経平均が下げ幅を一部縮小した流れを受けて円の売り戻しが優勢となって、ドル円は109.20円台まで、ユーロ円は116.40円台まで上昇しました。しかし再びリスク回避の動きが強まると、円とドルが買われ、ドル円は108.90円付近まで、ユーロ円は115.90円付近まで、ユーロドルは1.0630台まで下落しました。

NY時間午前にかけて、イースター休暇前ということもあってか原油相場や各国株価が反発すると、全般的にドル買いが優勢となって、ドル円は109.40円付近まで上昇し、ユーロドルは1.0600台まで下落しました。この間発表された米・4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が予想を上回ったこともドル買いの要因と考えられます。その後米長期金利と各国株価が下落する流れになると、再びドル売りが優勢となって、ドル円は109.10円台まで下落し、ユーロドルは1.0630台まで反発しました。

NY時間午後にはいって、「アメリカ軍がアフガニスタンのトンネル施設を攻撃」と報じられたことからリスク回避の円買いが優勢となって、ドル円は108.90円台まで、ユーロ円は115.70円台まで下落しました。

今日の海外時間には、米・3月小売売上高、米・3月消費者物価指数の発表が予定されています。また明日15日は北朝鮮の金日成元主席主席生誕105周年記念日ですが、過去にも北朝鮮は国の重要な記念日に国際社会に対する挑発行為を行っていたことから、何かあるのでは、との見方もあります。
さらに16日にはトルコで大統領権限を強化する国民投票が行われますが、結果が不透明なことから週明けの市場で混乱する可能性もあります。

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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト