米税制改革案は新鮮味がなく材料出尽くし

【著者】

内容は既報通り

昨日の海外時間には、トランプ米大統領の税制改革の概要が発表されましたが、事前の報道以上の内容がなかったことから材料出尽くしとなってドルが反落しました。

欧州時間、特段の新規材料はありませんでしたが、ユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.0880台まで、ユーロ円は120.90円台まで、ドル円も111.10円台まで下落しました。

NY時間にはいって、ムニューシン米財務長官「法人税率を15%にすると確認」と報じられたことから米長期金利と各国株価が上昇して円売りが優勢となって、ドル円は111.70円台まで、ユーロ円は121.60円台まで上昇しました。しかし米長期金利の上昇が続かなかったことからドル円はすぐに111.10円台まで、ユーロ円も121.00円台まで反落しました。

しかしその後もNY時間午後に行われる予定のムニューシン米財務長官の記者会見に対する期待感などから各国株価が堅調に推移したことからドル買いが優勢となって、ドル円は111.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.0850台まで下落しました。この間ユーロ円は121.50円台まで上昇後121.10円台まで反落しています。

NY時間午後にホワイトハウスはトランプ米大統領の税再改革の概要を発表しました。内容は法人税の15%への引き下げや、海外からの利益還流に関する軽減税率の適用など、事前に想定されていた範囲のものだったことから、材料出尽くしとなって米長期金利と各国株価が反落する中ドル売りが優勢となりました。さらにトランプ米大統領が「NAFTA 離脱の大統領令を用意」と報じられたこともあってドル売りが続き、ドル円は110.80円台まで、ユーロ円も120.90円台まで下落し、ユーロドルは1.0910台まで上昇しました。

東京時間にはいって、海外時間の日経平均先物の下げをやや縮小していることから円の売り戻しが優勢となっています。

今日の海外時間には、欧州中銀(ECB)理事会が開催され、ドラギ・ECB総裁の会見が行われるほか、ユーロ圏・4月業況判断指数、独・4月消費者物価指数、米・3月耐久財受注、米・新規失業保険申請件数、米・3月中古住宅販売保留指数の発表が予定されています。

<本記事ご協力>
株式会社FXプライムbyGMO         
チーフストラテジスト 高野やすのり様

■メッセージ等はこちら
みんなの株式オフィシャル会員 >>高野やすのり様プロフィールページ
高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト