ドラギECB総裁の会見でユーロ上昇

【著者】

タカ派的ではなかったが

昨日の海外時間には、ドラギECB総裁の会見が行われ「秋に決定を下す」などと述べたことからユーロ買いが強まりました。

欧州時間序盤、ECB理事会の発表を控えて、ドル円、ユーロドルなどは小動きでしたがポンド売りが強まりました。その後ECB理事会は予想通り金融政策の据え置きを発表しましたが、ややユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.1480付近まで、ユーロ円は128.70円台まで下落しました。この間ドル円は112.40円付近から112.10円台まで下落しています。

NY時間にはいって、ドラギECB総裁の会見で「(資産買い入れプログラムの変更の可能性について)まだそのような時点に至っていないため、われわれは粘り強く、かつ忍耐強く対応する必要がある」「9月にどのような行動を取るのか協議していない」とされたものの、「データは経済が堅調となっていることを確認している」「回復は拡がっている」「景気のいっそうの上振れに向けて勢いはましている」「秋に決定を下す」などと述べたためユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.1570台まで、ユーロ円は129.90円台まで上昇しました。この間ドル円は112.00円台まで小幅に下落しています。

その後各種報道で「(ECB)金融引き締めへ今秋協議」などと報じられたことから再度ユーロ買いが強まって1.1650台まで、ユーロ円は130.20円台まで上昇幅を拡大しました。一方、NYダウなど各国株価が下落したことから米長期金利が低下し、ドル円は111.40円台まで下落し、ユーロ円も129.70円台まで反落しました。

NY時間午後にかけて、NYダウが下げ止まると、米長期金利が反発したことから円が売り戻され、ドル円は112.00円台まで、ユーロ円は130.20円台まで上昇しました。

今日の海外時間には、加・6月消費者物価指数、加・5月小売売上高の発表が予定されています。

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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト